ユーアーショック
2011年04月14日
この間帰省していたときに、仙台に住んでいるが実家が石巻だと言う男性と話をした。震災発生当時は仙台に居たが、すぐに石巻に飛んで帰ったという。
そこで見た風景は異常。「北斗の拳の世界が来る」と思ったそうだ。
電気もなく真っ暗で、人は皆、手に手に鉄パイプやゴルフクラブなどを持って、車や店舗のガラスを割って食品や金目の物などを取っていたという。もちろんその手にした武器は、いつ襲われてもおかしくない、という恐怖から身を守るためでもある。一部では、遺体の財布からお金を抜き取っていた、との声も聞こえる。
狂っている、と思う。
けれど、今は秩序を保っているけれど、被災地に行き、どこまでも続く瓦礫の山と破壊された街に対峙するとそんな状態だったろうことも想像できるし、理解してしまう。
Posted taiga : 2011年04月14日 18:39