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ショック

2011年03月25日


ササシュンを乗っけて無事に仙台に着きました。

東北道は多少のうねりや亀裂補修の跡などもありましたが、思っていたよりも酷くなく、渋滞もなく来れました。ただ、ガソリンスタンドは福島あたりまではさほど並ばないでも給油できました(量制限付きですが)が、仙台に近づく国見SAは売り切れ、菅生SAは高速道路上まで数百メートルの長蛇の列でした。

夕刻に着いたので仙台市内を少ししか走っていませんが、らーめん屋などいくつかの店舗は営業しています。コンビニもチラホラ開店していますが、お店の8割から9割は休業している感じです。ファッションビルなどはもちろん閉店、商店街は眠っています。開店している美容室はかなり多い印象です。水は出るけれどガスが復旧していないので出るので多くの人は入浴できず、シャンプーだけでもというニーズに応えるために開店しているのかも知れません。

物資は少しづつ回復基調ではあるようです。生協や小規模スーパーは開店しているところもそこそこあり、ヨーカドーも明日から開店するとニュースで流れています。

僕がショックを受けたのは、割れた窓ガラスや砕けた建物の外壁ではなく人に怯える人々です。放射能漏れによる水や大気の汚染よりも、ガソリン不足による駐車している車からのガソリンの抜き取りや、窓ガラスを割って店の中から盗む犯罪に怯えています。先日も被災地の銀行から数千万円が盗まれる事件がありました。津波の被害で倒壊したビール工場を見物に来た人たちが散乱している缶ビールを平気で持ち帰っていたと聞きました。You tubeでも被害にあった倉庫に車で乗り付けトランク一杯に食料品を積んで買える動画もアップされています。被災地域の人たちは、自警団を作り夜警をしているようです。孤立した地域ならまだしも、荒んだ人々の心の状況にショックを受けました。

仙台に来て早速震度3の地震の洗礼を受けました。ここのところ、毎日こんなだから平気、今のはきっと3ね、と母が言い当ててました。
僕の実家のアトリエや部屋はすこし物が倒れてガラスのビン類は割れて散乱していましたが、奇跡的に昔の木彫作品も高価なお酒もあとちょっとのところで落下や破損を免れていました。まぁ作品や高価なお酒なんてどうでもいいといえばいいものなんですが。

Posted taiga : 2011年03月25日 22:53

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