リフレッシュ
2011年05月16日
朝、石巻ボランティアセンターにて昨日から作業を続けているイイツカ&オオハシコンビを発見。昨日は僕はお休みしていたため、今回はタイミングが合わずタノンティア参加は断念。昨日の現場が終わらなかったため急遽日程を1日延ばし、昨夜車中泊して今日作業完了させてから帰るとのこと。やっぱり受け持ったニーズは完了したいよね。
中ザワさんたちも僕が東京に行っている間にまた来るらしいけれど、またタイミング合わず。タノンティア参加じゃなくても、たくさんの人にボランティアしに来てもらいたいな。
今日の現場は大街道。常連の松並エリアとは旧北上川を挟んで反対側。石巻港に至近のエリアです。ここらへんはおもにヘドロ。水産加工場の多い松並には魚群がいっぱいでしたが、このあたりはあまりいないようです。
ボランティアセンターにあるニーズを確認してきましたが、口コミでやっと広がっているのか、最近は大街道のニーズが多いようです。
家の周囲は乾いた泥とヘドロまみれ。魚くん達はいないので臭いもせいぜいドブ臭程度。
ゴミもまだまだ散乱しています。
家屋内は、ご家族の長男が友人達と片付けたそうでカラッポ。このあたりも1階部分は丸々浸水です。今日は総勢15名で屋外部分の片付けです。楽勝。
ピアノや家財はある程度ありましたが、もともと、しばらく誰も住んでいなかったそうです。
家の奥さんは沖縄大嫌い。その理由は近くで鉄工所を経営している旦那さんが沖縄出身だから、だそうです。「お金の勘定できない、時間守らない。今回の津波の後もなんくるないさー(なんとかなるさ)ばかり言っている」と。でもそんなこと延々と言いながら旦那さんのことが大好きなのはわかります。よく喋る明るいお母さん。山ほど食べきれないぐらいのお弁当を差し入れてくれてました。
瓦礫の中での昼食にも馴れました。
でも今日はハエが多すぎ。
楽勝と思っていたけれど、時間いっぱいギリギリ完了です。庭っぽくなってその変化と達成感にみんなちょっと感動。今日もみなさんいい仕事しました。
泥とヘドロと量が予想をうわまっていた。読みが甘く、ボラセンから持ってきた土嚢袋の量も足りなかった。反省。大街道エリアは多めの土嚢袋が必要です。
片付いた家は、家を流された人が避難所として借りたいと言っているそうです。
道具の掃除は忘れずに。
水は復旧していましたが、まだ開栓依頼をしていないらしくお隣さんからお借りしました。お隣さんは快くお手洗いや着替えにも部屋を提供してくれました。いくつもの現場をまわってみると、ご近所づきあいの良いところとそうでないところがとてもよくわかります。
避難所で忙しく働く次男が偶然訪ねてきてお母さん感激でちょっと涙目。震災当日から一度も顔を見ていなかったそうです。息子さんも混ざって一緒にタノンティア撮影。
やっぱり1チーム15名〜20名くらいいると作業が早く能率がよいです。
タノンティアバスもそのくらいの人数で動きます。今日はボラセンで「タノさんのバスにはいいとこ(ハードな現場)まわすようにしますから」と言われました。ヒェー。
仕事とリフレッシュのためしばしの間タノンティアはお休みします。昨晩、車をさらにぶっ飛ばして東京に戻ってきました。石巻の実況できませんがごめんなさい。
でもまだまだやることあるので、ぜひ時間と気持ちの許すかたは向かってあげて下さい。
ではごきげんうるわしゅう。
Posted taiga : 2011年05月16日 08:09