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5カイメ

バスツアー | 2011年06月27日


いよいよタノンティアバスツアー最終日です。でも天気は生憎の雨模様...。
ちょっと足取り重く、集合場所のメディアテーク正面玄関まで行ってみると...。
!!!。

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タノンティア君リアル!何と前回うちわを自作してきてくれたゲンさんが、今度はマネキンのタノンティア君を作って持ってくれました!かなりビビりました。

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もちろんバスは補助席を出さなければならないくらいの満員乗車でしたが、暗黙の了解でバスツアーに同乗させることにしました。人は助手席でもタノンティア君の座席は窓際の良い席です。当然のように誰も不満を言わない素敵な参加者たちによるタノンティアバスツアー最終回。

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大雨だったので、ボランティアセンターも個人のボランティアは作業中止。僕たちの今日の現場の民宿は、タノンティアカーで3日ほど前に入っていた場所の継続で、屋根のついた屋内作業もあるので予定通り作業を行うことにしました。

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屋内作業は1階部分の廊下や客室の天井はがし。数百本ある小釘も一本一本丁寧に抜いていきます。

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バールで天井を突き破ると、天井裏からは砂や漂流してきた瓦礫が落ちてきます。

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屋外チームは大雨に打たれながら側溝のヘドロかき。風も強くて気温も低い。

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お昼休みは雨風しのいで屋内で。

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濡れた女性達は僕を癒してくれます。

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休むとさらに体が冷えてきます。

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チョーさんやK野さんが毎回作ってきてくれる、クソマズイおにぎりやサンドイッチの味とも今日でお別れです。おにぎりの具材はキッチンの三角コーナーにあるものを使っているそうです。

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午後も作業続行。雨はいっこうに止みません。民宿まわりの側溝は完全制覇。

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ヘドロを取り終わった側溝の蓋や縁はきれいにしてから閉めます。

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蓋が津波で流されてしまっているのでところどころ落とし穴のような歯抜け状態。みんなで瓦礫の中から探し出します。

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すっかりオヤジさんに懐いた震災迷い犬のキクちゃんは作業の邪魔ばかり。

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昨日に引き続きテレビ取材も同行です。雨の中の撮影ご苦労さまです。

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ヘドロかきが終わったチームは室内の大清掃。

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オヤジさんは黙々と客室の修復です。まったく気の遠くなる作業。
お似合いの優しく明るい奥さんからは休憩時間にガリガリくんの差し入れです。冷えた体を更に冷やして僕らに気合いを入れてくれます。

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タノミッドは低めが2山。

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今日のタノンティアは28名+撮影2名+タノンティア君(車内待機)。県外からは千葉や東京、遠くは京都から。帰りのバスでは「タノンティアの唄」3回強要!最後なので喉を痛めるまで歌わせます。

全5回のタノンティアバスツアー、怪我や事故もなく無事終了することができました。感無量。御参加頂いた皆様本当にありがとうございました!

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撮影同行の藤井くんは生まれたての我が子に会うために埼玉へ。おめでとう!そしてごくろうさまでした。

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ウダウダ食事会。もちろん宴の最中もタノハラは止みません。

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4カイメ

バスツアー | 2011年06月20日


本日はタノンティアバスツアー4回目!快晴に近い暑さです。
ツアーの募集人数はデフォルトで15名でした。けれど申し込みが多いので補助席も使うことにして19名まで受け付けました。SMTスタッフ4名と僕を加えて合計24名の超満員。現地合流組4名と合わせて28名でタノンティア。

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今日の現場は戸建ての庭掃除。前回側溝のヘドロかきで訪れた同じ大街道エリア。
泥やヘドロの上には「紙」の層ができています。紙が腐って小バエがたくさん。この辺りはヘドロの他に日本製紙の工場から流れてきた紙被害が多い地域です。

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およそ30名の人間が作業するには狭すぎる。既に屋内撤去作業のためにJTBボランティアツアーの人たち20名ほどが入っている。あまり多すぎるとお互い作業がやりにくくなるのに、現地を総括している人たちのサバキが悪すぎてちょっとイラッとしてしまう。みんな言い訳ばかり。

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本当はこんな積みかたダメ。出せばいいってものではない。震災当時は良かったけれど、今は住民たちが戻ってきている。畳など分別されてないし、余震で崩れるのも心配。
早く業者が撤去する(しやすい)ためにどうすべきか、たとえ悪臭があっても視覚的に美しくあれば近隣住民の感情や気分は違ってくるはず、と考えるのです。日帰りボランティアの人たちにはそれがわからないから、指示出すほうがそれを心がけないとならない。

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炎天下の肉体労働は酷ですね。

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タノミッドは離れた公園に建設。もちろんトラックが入るスペースも確保します。
ちょっと遠いけれど住宅地には人々が戻ってきているので悪臭対策。どこからも不満がこないようにしたい。

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前回と同じ音響会社の駐車場をお借りしてランチタイム。ビールは夜まで我慢です。

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タノンティア慣れした人たちも多く、指示を出さぬとも的確に作業します。素晴らしい。

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初心者の人たちはそれを見よう見まねで作業します。

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すっかり紙もヘドロもなくなりました。

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腰痛と闘いながらの今日のタノミッド。今日はユミッペのサポートがあってこそ、でした。
ほかのボランティアチームや通りすがりの近隣住民が「あら、きれいネ〜」と声を掛けていきます。手前味噌ですが、したり顔の僕。
近くには子どもたちも多く住んでいるのであまり高くは積み上げません。

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その代わりに上面を広くして、ちょっと登って遊んでみたくなるように階段つけました。公園だしね。

今日のバスの中では参加者全員に団扇が配られました。前回初めてタノンティア&バスツアーに参加してくれた通称ゲンさんが、「暑かったのでお役に立てれば」と自作して無料配布してくれたのです!

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「タオルからスキャンしました」というタノンティアの文字。ジャギーではなくタオル地の凹凸がわかるアウトラインがグッと来ちゃいます。参加者全員大絶賛!

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裏面には「タノンティアの唄」も印刷されています。しおりには書かれていない最後の繰り返し部分の歌詞も追加されてる。スバラシイ!

CM映像、バスのマグネットや唄の編曲に団扇など、参加者が独自にタノンティアを展開してくれていて、ありがたいし面白い。

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タノミッドに登って並んで恒例の記念撮影。

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19時到着、解散後の夕食は21名!21時には解散という健全さ。
みんなは瓶ビール、僕だけジョッキでスーパードライですよ。

次回6/26でタノンティアバスツアーは最終回。応募より多く取っても、もう2週間も前に満席です。乗車できないみなさんごめんなさい。でもボランティアはまだまだ必要ですから是非被災地へお越し下さい。

腰痛よ、早く去れ。

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3カイメ

バスツアー | 2011年06月13日


本日は第3回目のタノンティアバスツアー。折り返し地点になりました。
天候は曇り時々晴れ。気温はそこそこあります。

今日のバスツアーは応募も多かったのですが、同行するメディアテークのスタッフが少なかったので、募集定員よりちょっと多めに取りました。それでも参加できなかったみなさまごめんなさい。

今日の現場は大街道のヘドロかき。どうやら最近は戸建て住宅のニーズよりも、地区ごとからの主に側溝掃除のニーズが多いようです。梅雨時期であるし、地盤沈下した街には人々が暮らしています。

タノンティアバスは20名で石巻に乗り付けたのですが、現地合流組として以前にもタノンティアに参加したことが度々あるインターナショナルの面々5名、東京の友人が連れてきたミュージシャンら4名、それから埼玉県北本市+ワウの吉田君ら3名を加えて総勢32名(!)のタノンティアでヘドロかきです。

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側溝の蓋を開ける道具。

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側溝の蓋は結構重い。道具は便利だ!と思いましたが、マッチョなインターナショナル男子達には道具のセッティングよりも素手での作業のほうが手っ取り早そうな感じでした。

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なみなみに溜まったヘドロ水は真っ黒。「たまたま汚物の臭いのするイカスミ」と思うと少し気分が紛れて食欲も湧いてきます。

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今日のタノミッドは悪戦苦闘。液体の袋を積み上げるのはとても難しいのです。前回に引き続き東京から駆けつけてくれたK山さんがタノミッドの建設に携わりました。
はじめはユルユルして積みにくいうえに、積めども積めども水分が溢れ出てきてしまいます。

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ヘドロを掻いて袋に入れる、という単純作業が続きます。

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あっという間の午前作業終了。
バスを停めさせてもらっている会社の駐車場で陽を避けながらお昼ご飯です。知らぬ者同士が和気藹々とするこのランチタイムが僕は大好きです。今日はボランティア初体験の人も多かったのでちょっと長めのお昼休み。
毎度の事ながらお弁当を(確信犯的に)忘れた僕にはサンドイッチやおにぎり、あんパンなどを恵んでくれます。若い女子には「お礼にサイパン旅行にでも連れて行くよ」と言いましたが断られました。なぜだろう。

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午後も側溝の範囲を広げて作業継続です。側溝の上に積まれていたハエ集りの畳もみんなで移動して蓋を開けてヘドロを掻き出します。面倒な作業もみなさん手を抜きません。

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今日のタノンティアは男子14名、女子18名と女性が多いのですが、女性達も男性と全く同じ仕事をこなします。頼もしい。日焼け止めをつけて来なかった女性たちには「SPF100の僕の唾液を塗ってあげるよ」と勧めましたが断られました。なぜだろう。

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黒光りするタノミッド・ブラックモデルも着々と大きくなっていきます。ブラックモデルは母親の二の腕のような柔らかさです。

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ダダ漏れの汚水は側溝に流れるように溝を作りました。細やかな配慮を欠かさないタノンティア。

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作業の泥靴で散らかした場所は掃除もしてしまいます。

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最後の〆は、消毒に石灰を撒きます。

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ブラウニーのようなタノミッドにも粉砂糖のように振りかけます。K山さんはマッチョなパティシエのように見えてきます。

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事のついでにと、僕の股間にも大量の石灰を撒かれて消毒されました。

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これにて本日の作業終了!

今日はボランティアセンターに戻る途中に恒例の被災地巡礼です。みなさん、肌で感じる被災地の現状にやはり言葉を失います。

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(ここから下は見たい人だけ見てね。お食事中の方はご注意を。)

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ハエハエハエハエ。
先週のウジ虫くんたちはもうオトナになったようです。

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ハエハエハエハエハエハエハエハエ。もうみんなオトナになったんだねぇ...

と思ったら、もっと沢山のウジ虫くんたちの山がありました。
絶対に写真をクリックしないでね。

動画バージョンはそのうちアップしようかな。

みんながワイワイお祭りしている裏でここでもヘドロ祭りにウジハエ祭りです。数百メートル先には人も住んでる、震災当時とは違うこれが被災地の現状です。そんな変化を知っているのはここに暮らす人と黙々とボランティア作業し続けている人だけ。みんなが復興の明るい話題に食いついて安心しても、実はまだまだ悲惨でしょ。
被災地トークのネタは3日も経てば昔の話。なのでとりあえず、打ち上げ花火のような華やかなイベントネタは無いけれど、可能な限り僕は現場で汗流してブログで書いて行きますよ。ボランティアの手を減らさないために。

今日のメディアテーク到着は19:30。もちろん車中は行きと同様「タノンティアの唄」を皆で熱唱です。みんなすごく上手くなっててバカバカしくてうれしい。参加者曰く、「帰りのほうが、実感として歌えるから力がこもる」とのこと。なるほど。

途中仙台駅で下車した人が多かったですが、バスを降りてから残った人たちでお食事会。ご飯食べながらブログで書けない涙あり笑いありの僕の「被災地ドロドロヘドロトーク」も聞けますよ。

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史上最大総勢32名のタノンティア。おつかれちゃんでしたー。
でも多すぎ...どうなってくんだろう。

火曜日からまたタノンティアカーが出動します。先週やりかけだったタノミッドの現場に向かいます。

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2カイメ

バスツアー | 2011年06月06日


少し前には昨日は猛暑の予報でしたが、雲が広がり何とか作業には適した天気。

タノンティアバスツアーは満員御礼。というか現地合流の東北大生5名や午後から合流した人もいたので座席は足りないくらいです。マイクロバスは二十数名まで乗れるのですが、補助席部分には作業工具などを積まなければならなかったり、メディアテークのスタッフも同乗しなければならないので15名のみの募集です。あんまり多いと目が行き届かなかったりするのでまぁほどよい人数です。ということで今日のタノンティアは総勢27名の大所帯。記録です。

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さて今日の現場は湊地区大門の一戸建て住居、とはいっても敷地が広すぎる邸宅です。家屋内のものは全て撤去済で、床下や敷地のヘドロや庭の瓦礫の「移動」。前日入ったボランティアの人の指示によると、その瓦礫を敷地の反対側にある狭い公道側に移動しなければならないとのこと。ナゼダ???。現在瓦礫が積み上げられている庭の裏側は砂利が敷き詰めてあるほど片付いている。そこにトラックで横付けすればすぐに撤去できる。なのになぜわざわざ狭い公道側に移動しなければならないのだろうか?

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庭より臨む裏の敷地。ここにトラック付けりゃぁいいじゃん。

いろいろと話を聞いてみると、前日に瓦礫回収のトラックがきたらしいのだが、庭はヘドロで一度スタックしてしまい敷地の奥にある庭まで入れなかったとのこと。それから庭の裏側は縄張り外だから回収業者は入れない、と言っていたとのこと。

僕の見抜く限り、被災者もその現場を前に作業したボランティアも、委託業者の瓦礫回収業者の話を鵜呑みしてしまったのだろう。現在瓦礫撤去には、行政からの委託で回収業者がぐるぐると市内を流して瓦礫を見つけて積み込んでは瓦礫を置きに行っているようだ。面倒くさいことは避け、極端なことを言えば何も作業せずに一日じゅうぐるぐると市内を走っているだけでお金が貰える。復興が長引けば長引くほどオイシイ。泥でタイヤがスタックしたから撤去してもらえなかった、というけれどそこらじゅうに散らばった畳やベニヤ板を敷けば何ら作業に支障はなかったはず。業者の怠慢に過ぎない。

確かに庭のある裏手は人の敷地であったりするけれど、こんな有事の時である。小一時間そこの場所にトラックを横付けして作業すれば済むことに、数十名の人の手を使って作業しにくくなる場所へ「移動」するというのは全く持って無駄。見ると被災者も前ボラの彼も、とても人がいい。もし僕だったらそんな業者には「ゴルァ!お前らの会社名言わんかい!」とカラむところだろうけれど、純朴な彼らはそんなキャラではない。行政機関は委託業者に対して作業場所や輸送回数などを提示するような何らかの措置を取ってきちんと監視もしなければ、彼らの怠けによってさらに被災者が苦しめられることになる。

そんなこんなもあって、最初は前ボラ君のビジョンに合わせて「移動」作業をしタノンティアのみなさまには2転3転の作業内容変更や中断に翻弄させて申しわけなかったが、タノビジョンに作業変更。人数が多く敷地が広かったため、家まわりの瓦礫の撤去とヘドロ掻き、屋内の床下数十畳分のヘドロの除去、土嚢袋積みなどに分担して作業。このヘドロ量だとタノミッド建設は必至。僕が建設にかかるとそれぞれの作業への指示ができなくなる...と思っていたけれど、今日のタノンティアは現場系のアーティストKOSUGEや棟梁北條さん、初対面で東京から初参加のマッチョなK山さんなど現場仕事慣れした面々や、ベテランのタノンティア参加者たちがそれぞれの持ち場を引っ張りながら作業をやってくれて、僕に「どうしたらいいですか?」などと指示を求めてくるようなこともないような働きぶり。みんな凄いなー。

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床下は狭いのでスコップ作業ができない。瓦礫のベニアを敷いてそこに床下から一度泥を乗せ、それを袋に入れる、というスムーズな分担作業も現場仕事慣れの人たちだからこそできること。流石。

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泥掻きの体力が無い人はゴミや瓦礫を拾ったり運んだり。でも腰の曲げ伸ばしでこれもかなりの重労働にかわりない。

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タノミッドは着々と建設中。今日は土嚢袋が運ばれてくるペースが速くてしんどい。

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昼休みも休憩時間も暑さの中の作業で皆バテバテ。

今日は猛暑ではなかったけれど作業をすればみんな汗だく。水を1Lしか持ってなかった人は途中で水切れ。これからの季節は最低2リットルは必要です。
最近ボランティア筋がついてきて、仕事にも慣れているので僕は本来重労働の作業も楽。元気でハシャいでいるし比較的汗もかかずにいるので仕事してないみたいに見えてしまうなぁ。

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家の裏手もだいぶスッキリしました。

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新たに出てきた瓦礫は道路近くに分別設置。トラックに積み込むイメージをしやすくしておけば、回収業者も持って行きたくなるハズ。

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設置場所は狭い道沿いなので今日のタノミッドは高くは積まずに横に広がる台形型。隣の現場で作業してたボランティアチームも感心してくれてました。きっと次回からは真似てくれるに違いない。。依頼主の被災者も写メしてました。

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車一台通れるように考えて作っていたハズのタノミッドでしたが既にあった瓦礫を除けながら作業を続けていると出っ張ったコンクリートの基礎が出現...。軽自動車ならギリかもしれないけれど、自分の読みの甘さにちょっとガックリ。反省。

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先週に引き続き、帰りがてらにバスはちょっと被災地巡回。途中下車で見たこともない数億匹とも言えるウジ虫の山を見つけて動画撮影しましたが、ここに掲載するのはヤバ過ぎて割愛。

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メディアテークに19:30着。今日のバスツアー参加者はアート関係者以外にも多種多様で遠くは大阪からも駆けつけてくれました。前述の現場作業プロの人たちのほか、銀行マンに編集マン、埋蔵文化財関係者や保母さん、プロのミュージシャンまでも。事務所の関係で名前は明かせませんが、現在も某テレビ局で放送されているアニメの主題歌を歌っていたりします。バスの中では「タノンティアの唄」を独唱してくれました!とにかく色んな人が参加してくれてバスツアーは面白い。

ところで試しに車内販売を始めて見た「タノンティアくんバッジ」は十数個売れました。何とバスの運転手さんもご購入!運転手さんもタノンティアバスツアーを楽しんでいてくれたようです。ニヤニヤしながら運転してたものね。ちなみに経費などを除いた売上の一部は震災義援金にはなったりはしないです。ノーギャラバスツアーの僕の生活費になります。

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腹ぺこなので、行ける人だけで近くの中華屋で会食。ビールがうまい。お腹いっぱい食べて解散21時半。家に帰るまでがタノンティア、気をつけて帰りましょう。

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今日のタノンティア作業員。記念撮影のひな壇にもなるタノミッド。

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1カイメ

バスツアー | 2011年05月29日


本日はタノンティアバスツアーの記念すべき第1回目。なのに雨です。

今日タノンティアバスツアーに乗ったのは僕やメディアテークスタッフを含め、総勢19名。「きっと中止だろうな」と思いつつも石巻ボランティアセンターに向かいました。
向かっている途中、現地にずっとテントを張って滞在している川島さんからメールが入り、今日と明日はボランティア中止の連絡が。そしてボランティアセンターからも電話が入りました。雨とは言え、事前に団体申し込みをしている僕らへの配慮として、室内作業をどうにか手配してくれようとしていました。が、いまいちこの人数に合うマッチングもできず、2転3転しながらも、僕にはプランBがありました。

僕の高校の同級生が仙台市内で動物病院を開業しているですが、彼はずっと石巻動物救護センターに関わっていて、また東京から来ている別の知り合い(話すととってもややこしいので割愛)も獣医で、石巻動物救護センターの立ち上げに深く関わっていることもあり、昨晩から万が一雨でボランティア中止の場合は受け入れて貰えるように手を打ってあったのです。

今までのタノンティアの活動とは全く違うであろうとは思っていましたが、何はともあれ間接的にでも被災地の手助けをすることになることにはかわりはありません。

渋滞も全くなく、一度石巻ボランティアセンターに寄ってご挨拶してから、いざ動物救護センターへ。場所は石巻VCからほど近い場所にある浄化場の敷地内に間借りしている状態です。

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災害ボランティアとは別組織なので、新規にボランティア登録を済ませ、業務内容やセンターの説明を聞き、いざ作業開始です。

僕にとってもタノンティア参加者にとっても未知の領域です。引率しているはずの僕もみなさんと立場は一緒。

今日できる作業内容によっていくつかにチーム分けされました。今日行った作業内容は
・大型ワンちゃんの雨&日差し除けを作る
・プラスチックの大きなパレットを瓦礫地帯から計8枚持ってくる
・ニャンちゃん用のケージを並べる棚板を作る
・壊れた2台の掃除機を修理する
・ペットの餌などの在庫の管理
・事務仕事
・ワンちゃん、ニャンちゃんのお散歩&おウンコ拾い
などです。

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僕は大工仕事が得意と言うこともあって、よしずやブルーシートを使って大型ワンちゃんの雨&日差し除けを作ったり、電動丸鋸でニャンちゃん用のケージを並べる棚板を作ったりしました。

どうやら犬猫、いや、ワンちゃんニャンちゃんたちにも肖像権があって、飼い主がいて預かっているペットの写真撮影などは固く禁じられているらしく、タノンティアの女性参加者たちが行った水着姿でのお散歩風景は画像がありません。ごめんなさい。

全くいつもとは違う作業内容でしたが、貴重な経験でした。また雨の時(そんなときばかりでごめんなさい)にはよろしくお願いすることにします。

ここの石巻動物救護センターでは主に、被災者で家を失うなどでペットの面倒を見れない場合に預かって面倒を見たり、迷いペットを保護したり、それらの動物たちの健康管理(時には手術も)をしているそうです。僕らが作業をしている間も、ペットを預けにくる被災者や、自分のペットに面会に来る被災者などが後をたちません。想像していたより狭いセンターには100匹を超す動物たちがいます。動物の世話好きな人たちはこういったボランティア活動もあるので是非訪ねてみてはいかがでしょうか。

作業を終えて、ちょっとばかり石巻の街から海岸線をバスで回りました。石巻市街から旧北上川を渡り、松並エリア、日和大橋を通って「がんばろう石巻」の看板、日本製紙を巡りました。津波の被害を逃れた動物愛護センターや、随分と綺麗になってきた朝に通った幹線道路沿いとは全く違う風景に、初めて訪れる参加者は声を失います。道中には投げ出された巨大な「くじらの大和煮缶」や、遺体安置場になった大きな白テント、華が添えられ立ち並ぶ運動場の土葬の一時埋葬場などがあります。やはり、パノラマに広がる瓦礫の地や、十数メートルに積み上がった即席の瓦礫の堤防、それから独特な臭いにテレビでは感じられない生々しさを感じます。

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石巻港インターより高速に乗り帰路につきます。車内では行きと同様、「タノンティアの唄」をイヤというほど歌わされます。思いのほか曲は好評のようだったのでとてもうれしい!タノンティアバス乗車特典として配られる「タノンティアバスツアーのしおり」にも譜面付きで歌詞がついているのでみんな楽勝です(チョーさん以外は)。

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今日のタノンティアバス記念撮影。動物の写真はNGなので、お詫びに僕がケージに入ります。夜は獣ですしね。

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タノンティアバスのために、昨日引地さんがわざわざマグネットシートを作ってSMTまで届けてくれました。毎回の事ながら強力な後方支援者です。ありがとうございます。
マグネットシートはバスの前後についてます。計らずとも愛子観光バスの色とベストマッチ。どうやらタノンティアバスを見かけると願い事が叶うらしいと女子高生の間で噂です。

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ゆるすぎる特製タノンティアタオル。1人1枚の予定でしたがつい先ほど変更があり、複数回ツアーに参加の方は2枚目まで配られることになりました。ヤッタネ。

さて、本日タノンティアバスツアーに参加して下さったみなさま、SMTスタッフのみなさまお疲れさまでした。予想外の作業にはなってしまいましたが、ケガもなく無事に記念すべき1回目を終えることができました。僕はとても楽しかったです。本当にありがとうございました。もう無事に帰宅しましたか?家に帰るまでがタノンティア。またお会いできることを願っております。

それでは「タノンティアの唄」の復習です。
http://www.taigart.com/tanonteer/○○○/tanonteer's_song.mp3
にアクセスして下さい。(○○○は今日のキーワードを入力してください。音量注意!)

ダウンロードしたい人はココのページに行って、今日のキーワードを2回続けて入れて下さい。m4a, mp3, m4r の形式のファイルがあります。m4rのファイルは携帯着信音用です。タノンティアカーやタノンティアバスに乗車する朝の目覚ましにもどうぞ。
※GarageBandはmidiファイルに書き出せませんでしたー(汗)どうしたらいい?

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セツメイカイ

バスツアー | 2011年05月29日


思っていたよりたくさんの人が集まってくれた。
雨の中足を運んでくれたみなさまありがとう。
SMTスタッフのみなさまお疲れさま。

明日はきっと雨だなぁ。
これから僕の大嫌いな梅雨の季節。

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セツメイ

バスツアー | 2011年05月27日


天気が心配な今日この頃。

明日はせんだいメディアテークにてタノンティアバスツアーの説明会が開かれます。29日の1回目バスツアーは受付を締め切りましたが、今後バスツアーに参加してみようかなと考えている方は覗きに来てみて下さい。今までにタノンティアに参加したことのある人は、特に来なくてもいいですよ。遠方で来られない人や雨の日に外出したくない人は、Ustreamの配信もあるようなのでインターネット経由で覗いてみてください。

ところで29日のツアー第1回目は、おかげさまで現地での合流組を含めて20人を超すグループになりそうです。ユルくてくだらないしおりや、ダサさ全開のタノンティアくんタオルが無料配布されます。きっと車内でしょうもない唄も練習されたりしますが、我慢して下さい。タノンティアのノークレーム・ノーリターンの精神でお願い致します。

2回目以降はまだ申し込みを受け付けておりますので、スケジュールが許す方はぜひお早めにお申し込み下さい。6月からは飛行機も既に運航している大阪、名古屋、北海道に加えて福岡からも飛んで来れるようです。

何だか台風が近づいています。心配だなぁ。

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今日のメディアテークでは1Fで伊藤豊雄さんや妹島和世さんがお話ししてました。

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