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ボランティア ノ テビキ2 (rev.)

ボランティア ノ テビキ | 2011年04月11日


ボランティアが必要か?状況は?などは直接各ボランティアセンターに連絡して聞いてみて下さい。一週間後に被災地に行くとしても、今からどんな感じかを一度確認しておくといいかもしれません。

それから僕は石巻のボランティアセンターで活動していますが、地域によっては最近やっとボランティアセンターを設置したり、もともと設置してあったけれどボランティアをもう必要としていなかったりもするようです。また、県外からのボランティアを受け付けていない(テントを張ったり車を置く場所が無い、ボランティアの人の手ではどうしようもなくて重機で作業するしかない)など、地域によって様々ですので、それぞれご自身でご確認ください。


ツイッターで「テント暮らしの場合、テントとか、ごはんとかどうするか、まだわたしもわかってないです」との書き込みがあったので、石巻ボランティアセンターでのこと、僕のわかる範囲で書いておきます。ただ、3,4日前までの状況なので、今は異なっているかも知れません。直接ボランティアセンターに問い合わせてみると確実です。

○テント
ボランティアの受付の際に、テントを立てたい旨を申し出ます。注意事項が説明されるようです。もちろんテントは自分で持参です。校庭の土の部分にテントを張ることができると思いますが、場所はボランティアセンターの支持に従って下さい。
強者は、その日知り合ったテント暮らしのボランティアに泊めてもらったりしているようですが、期待してはいけません。
日中は暖かくなってきましたが、朝晩はとても冷え込みます。寝袋は冬物のほうがいいかもしれません。
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余震も怖いので電線の下は避けたほうがいいかもしれませんね。
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○ごはん
全て自炊です。校庭がキャンプ場所なので焚き火などはできません。多くの人はカセットコンロなどを持参しています。鍋、やかん、食器類なども持参して下さい。
水道が止まっていますからいわゆるキャンプ場の水場などもありません。食器を洗うのは困難かと思います。給水車の水はありますが、多くの人は水タンクを持参していたり、ペットボトルの水を持参して料理してるようです。
食材は大手スーパーのイオンで購入できるようですが、営業時間は短いようです。それからボランティアセンターのある石巻専修大学は街外れにあります。車が無いと食材を購入に行けない場所です。
ボランティア活動は4時頃終わるので、車さえあれば(渋滞でスーパーまでもかなり時間がかかりますが)食材にはありつけますし、お総菜類も買えるようです。
本来なら川沿いを歩いて20分くらいのところにコンビニや商店もあるのですが、もちろん機能していません。バスなどで向かう場合はそれ相当の食材を持参しなくてはならないでしょう。
たまにNPO団体のボランティアや、個人団体のボランティアから炊き出しや救援物資の食事もありますが、期待してはいけません。

ちなみにボランティア活動中の昼食も基本的に持参しなければならないので、日持ちする菓子パンなどを用意していたほうがいいかもしれません。炊き出しや救援物資にありつけることもありますが、期待してはいけません。

○トイレ
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簡易トイレが2エリア設置されています。近くにテントをたてると便利ですが、臭いも心配ですよね。

○お風呂
先述のように、水がありませんのでお風呂もありません。どうしても入りたい場合、臨時の高速バス停のあたりにある、消防局のお風呂(徒歩20分2kmぐらい)を利用するか、ボランティアの現場が商店街エリアの場合は近くに自衛隊の用意したテント風呂があるので、帰り際にお風呂にありつけますが、バスなどで現場に移動した場合は3kmぐらいを歩いて帰らなくてはなりません。お風呂は期待しないでください。ウェットティッシュなどで大切な部分を拭いて下さい。ちなみに1週間くらいお風呂に入らなくても死にません。僕は1ヶ月ぐらい平気でした。3日過ぎれば後は慣れです。

もし、あなたが長期滞在なら、同じキャンパー仲間ができてスーパーやお風呂に一緒に車で連れて行ってくれるかも知れません。ご飯だってもらえるかもしれません。臆していてはいけません。それも醍醐味です。けれどやっぱり自分のことは自分で、が基本です。

テントをたてるときにはご近所さんにご挨拶を。
滅入ってきたら、「今日はボランティア休もう」と決めていいのです。
滅入ってきたら、「これは野フェスだ」と思ってみてください。


尚、現在は状況が改善や変更されているかもしれませんのでご了承下さい。

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ボランティア ノ テビキ (rev.)

ボランティア ノ テビキ | 2011年04月07日


友人の到着を待つ間、ボランティアセンター@石巻の手引きを作ってみることにした。これから石巻に向かうアナタをもう迷わせない...

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石巻専修大学到着〜。大学敷地に入って右手に駐車場とボランティアセンター受付があります。

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イエーイ!作業着に着替えたしボランティアヤルゾー!さてさてボランティアの受付しようかな....

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ん?団体受付?
いえいえここは団体専用の受付です。大所帯でボランティアをするときにはここで受付します。もし、団体で向かう場合は事前にボランティアセンターに電話で日付と人数を連絡しておくととても助かるそうです。事前にボランティア派遣先やチーム分けなどの準備ができてスムーズとのこと。

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じゃぁここだ!ん?ちょっと待てよ?継続?
焦らないで下さい。焦りは事故や怪我の元です。ここは以前にここでボランティアを人たちが受付をするところ。もしアナタが2回目ならここで名前を書いて受付して下さい。

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じゃぁここか!
正解です。ここで名前や住所、血液型、持っている資格免許、ボランティアを行う予定日数などを用紙に記入してボランティアの申し込みをします。

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これが受付用紙。横に記入見本もあるので安心ですね。

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同時にボランティア保険(加入料無料場所によって有料)にも入って頂きますよ、アナタがもし怪我したら大変です。でもくれぐれも怪我には気をつけて下さいね。緑色の鉛筆書きのペラペラした紙ですが一度入ると来年の3/31まで有効です。データはデジタル入力されるので他の被災地などで入り直す必要はありません。日本全国のさまざまなボランティアで有効です。
それからテントをたてて泊まる人は、一緒にここで申請して下さいね。

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この机に貼られたガムテープは何じゃらほい?
あなたの名前を書いて下さい。漢字よりカタカナや平仮名のほうがいいですね。ニックネームでも構いません。知らないボランティア同士、名前を呼び合えるように腕に貼ってもらいます。派遣先の被災者の方からも名前がわかるほうが声をかけてお願いしやすいのです。名前を呼び合えば人の距離が縮まりますし、怪我も避けることができますから。

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なるほど〜。よし!コレで私も晴れてボランティアー!怪我無く一日頑張ります!

ちょっと待って!

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装備品に忘れ物は無いですか?マスク、軍手、タオル、水... 本当はご自身で持参して欲しいのですが、忘れてきてしまった人にはボランティア詰め所に置いてあります。数も限られているので一人ひとつでお願いしますね。あとはそこらへんで待ってて下さい。

スタッフがニーズ票というのを持ってきます。「4名いませんか〜?!」「6名いませんか〜?!」と人を探し始めます。進んで手を挙げ一歩前に出ましょう。1人でも大丈夫です。適宜チームを割り振ります。チームの中からチームリーダーを決めます。初めての人はちょっと遠慮をしてリーダーの必要なことを見ていましょう。2度目以上の人は進んでリーダーをやってみましょう。

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これがニーズ票。派遣先や家族構成、被災情報、作業に必要な道具類が書いてあります。

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ニーズ票に書かれた作業に必要な道具類は、駐車場を挟んで反対側のボランティア倉庫に置いてあるので向かいましょう。そこで紙に書かれた作業に必要な道具を積み込みます。現場への車は、ご自身の車か、誰かの車、もしくは送迎バスを利用します。派遣先はガレキがいっぱいで車が停めれないかも知れません。渋滞緩和のためにもなるべく相乗りして行きましょう。見知らぬ人の車は...なんて遠慮せずに、さぁ!僕らはチームなんですから!いざ出発!

こんな感じです。まだまだコツや心得あるので随時掲載していきます。

今日の作業は個人宅の1階浸水。僕らのチームに2人加わって8人の大所帯です。

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お昼はお隣さんの被災畳をお借りして(畳も泥まみれですけどね)。近所の方も皆親切です。ジュースの差し入れも頂きました。とはいっても物資の少ない被災地。3度断っても折れないようならありがたく頂きましょう。

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今日は何と一緒に行ったスズキSさんの誕生日!バースデーソングと汚泥ケーキのプレゼントです。

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被災者の方の希望もあって記念撮影。どこの現場でも、自分の被災時の状況を話してくれます。というか話したいのでしょう。ボランティアのみなさんは手を止めて聞いてあげて下さい。人に話すことで被災者の方々は気持ちが和らぎます。

Posted taiga : 22:21 | Permalink | Comment (0)

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