キロクテキ
2011年05月30日
仙台では記録的な大雨。昨日の時点で石巻ボランティアセンターは本日のボランティアの中止を発表してました。
僕はというと、久しぶりに一日中ベッドの中。グダーッとしてました。こないだタノンティアの唄を作ってからちょっと音楽ソフトが楽しくなったので、タノンティアの唄シンフォニックバージョンを作りました。バスツアーに参加した皆さんは、同じサーバーからダウンロードできますよ。
今日の暴風雨で石巻も心配だし、明日は晴れのようだからタノンティアに向かおうかと思っていますが、高速道路の無料申請書の更新にも行かなくてはならないし、山梨からタノンティアリピーターも泊まりに来るので迷っているところ。
梅雨時でボランティアの中止が多くなりそうだ。排水のヘドロ掻きが急務です。
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1カイメ
バスツアー | 2011年05月29日
本日はタノンティアバスツアーの記念すべき第1回目。なのに雨です。
今日タノンティアバスツアーに乗ったのは僕やメディアテークスタッフを含め、総勢19名。「きっと中止だろうな」と思いつつも石巻ボランティアセンターに向かいました。
向かっている途中、現地にずっとテントを張って滞在している川島さんからメールが入り、今日と明日はボランティア中止の連絡が。そしてボランティアセンターからも電話が入りました。雨とは言え、事前に団体申し込みをしている僕らへの配慮として、室内作業をどうにか手配してくれようとしていました。が、いまいちこの人数に合うマッチングもできず、2転3転しながらも、僕にはプランBがありました。
僕の高校の同級生が仙台市内で動物病院を開業しているですが、彼はずっと石巻動物救護センターに関わっていて、また東京から来ている別の知り合い(話すととってもややこしいので割愛)も獣医で、石巻動物救護センターの立ち上げに深く関わっていることもあり、昨晩から万が一雨でボランティア中止の場合は受け入れて貰えるように手を打ってあったのです。
今までのタノンティアの活動とは全く違うであろうとは思っていましたが、何はともあれ間接的にでも被災地の手助けをすることになることにはかわりはありません。
渋滞も全くなく、一度石巻ボランティアセンターに寄ってご挨拶してから、いざ動物救護センターへ。場所は石巻VCからほど近い場所にある浄化場の敷地内に間借りしている状態です。
災害ボランティアとは別組織なので、新規にボランティア登録を済ませ、業務内容やセンターの説明を聞き、いざ作業開始です。
僕にとってもタノンティア参加者にとっても未知の領域です。引率しているはずの僕もみなさんと立場は一緒。
今日できる作業内容によっていくつかにチーム分けされました。今日行った作業内容は
・大型ワンちゃんの雨&日差し除けを作る
・プラスチックの大きなパレットを瓦礫地帯から計8枚持ってくる
・ニャンちゃん用のケージを並べる棚板を作る
・壊れた2台の掃除機を修理する
・ペットの餌などの在庫の管理
・事務仕事
・ワンちゃん、ニャンちゃんのお散歩&おウンコ拾い
などです。
僕は大工仕事が得意と言うこともあって、よしずやブルーシートを使って大型ワンちゃんの雨&日差し除けを作ったり、電動丸鋸でニャンちゃん用のケージを並べる棚板を作ったりしました。
どうやら犬猫、いや、ワンちゃんニャンちゃんたちにも肖像権があって、飼い主がいて預かっているペットの写真撮影などは固く禁じられているらしく、タノンティアの女性参加者たちが行った水着姿でのお散歩風景は画像がありません。ごめんなさい。
全くいつもとは違う作業内容でしたが、貴重な経験でした。また雨の時(そんなときばかりでごめんなさい)にはよろしくお願いすることにします。
ここの石巻動物救護センターでは主に、被災者で家を失うなどでペットの面倒を見れない場合に預かって面倒を見たり、迷いペットを保護したり、それらの動物たちの健康管理(時には手術も)をしているそうです。僕らが作業をしている間も、ペットを預けにくる被災者や、自分のペットに面会に来る被災者などが後をたちません。想像していたより狭いセンターには100匹を超す動物たちがいます。動物の世話好きな人たちはこういったボランティア活動もあるので是非訪ねてみてはいかがでしょうか。
作業を終えて、ちょっとばかり石巻の街から海岸線をバスで回りました。石巻市街から旧北上川を渡り、松並エリア、日和大橋を通って「がんばろう石巻」の看板、日本製紙を巡りました。津波の被害を逃れた動物愛護センターや、随分と綺麗になってきた朝に通った幹線道路沿いとは全く違う風景に、初めて訪れる参加者は声を失います。道中には投げ出された巨大な「くじらの大和煮缶」や、遺体安置場になった大きな白テント、華が添えられ立ち並ぶ運動場の土葬の一時埋葬場などがあります。やはり、パノラマに広がる瓦礫の地や、十数メートルに積み上がった即席の瓦礫の堤防、それから独特な臭いにテレビでは感じられない生々しさを感じます。
石巻港インターより高速に乗り帰路につきます。車内では行きと同様、「タノンティアの唄」をイヤというほど歌わされます。思いのほか曲は好評のようだったのでとてもうれしい!タノンティアバス乗車特典として配られる「タノンティアバスツアーのしおり」にも譜面付きで歌詞がついているのでみんな楽勝です(チョーさん以外は)。
今日のタノンティアバス記念撮影。動物の写真はNGなので、お詫びに僕がケージに入ります。夜は獣ですしね。
タノンティアバスのために、昨日引地さんがわざわざマグネットシートを作ってSMTまで届けてくれました。毎回の事ながら強力な後方支援者です。ありがとうございます。
マグネットシートはバスの前後についてます。計らずとも愛子観光バスの色とベストマッチ。どうやらタノンティアバスを見かけると願い事が叶うらしいと女子高生の間で噂です。
ゆるすぎる特製タノンティアタオル。1人1枚の予定でしたがつい先ほど変更があり、複数回ツアーに参加の方は2枚目まで配られることになりました。ヤッタネ。
さて、本日タノンティアバスツアーに参加して下さったみなさま、SMTスタッフのみなさまお疲れさまでした。予想外の作業にはなってしまいましたが、ケガもなく無事に記念すべき1回目を終えることができました。僕はとても楽しかったです。本当にありがとうございました。もう無事に帰宅しましたか?家に帰るまでがタノンティア。またお会いできることを願っております。
それでは「タノンティアの唄」の復習です。
http://www.taigart.com/tanonteer/○○○/tanonteer's_song.mp3
にアクセスして下さい。(○○○は今日のキーワードを入力してください。音量注意!)
ダウンロードしたい人はココのページに行って、今日のキーワードを2回続けて入れて下さい。m4a, mp3, m4r の形式のファイルがあります。m4rのファイルは携帯着信音用です。タノンティアカーやタノンティアバスに乗車する朝の目覚ましにもどうぞ。
※GarageBandはmidiファイルに書き出せませんでしたー(汗)どうしたらいい?
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タノンティアカー(6/1,2)
ボシュウ | 2011年05月29日
明日も明後日も雨の予報。
雨でこれからなかなか向かえないかも知れませんが、タノンティアカーのお知らせです。
6月1日(水)2日(木)のタノンティアカー募集です。見ず知らずの人も歓迎、過去記事読んで雰囲気つかんで参加して下さい。
※雨天で当日中止の可能性もあります。
7:30 仙台市青葉区木町
7:45 北四番町駅(味の素ビル側デイリーヤマザキ前)
(木町→東二番町通→北四番丁駅→石巻・利府街道→利府中IC→石巻)
ガソリン代は割り勘でお願いします。
○喫煙者に耐えられる人
○汚くて臭い運転手に優しい人
○下品な話に耐えられる人
など歓迎です。乗車希望の方は
ikasete(a)taigart.com ※(a)=@
まで、希望日と氏名、希望乗車場所、携帯番号などをメールしてください。
※余震の影響や天候不良よる石巻ボランティアセンターの判断で当日中止になることがあります。当日早朝に電話で中止を伝えることもあるので、携帯電話番号は忘れずに記載して下さい。また、人数に限りがありますので乗車可能な場合はこちらから返信させて頂きます。携帯メールなどはパソコンメールを受け取れる設定にしておいてください。
※作業着、長靴は手持ちでお越しください。作業後の汚れ着乗車はご注意を。
※車のある方は、現地にてタノンティア合流可能です。ご連絡ください。
※車に相乗りさせることができる方は是非ご連絡ください。
※必要な装備は「ボランティア ノ ココロエ」をご熟読下さい。
※渋滞などで仙台に戻るのは夜8時過ぎになることもあります。同乗希望の方は余裕を持ったスケジュールで臨んで下さい。
タノンティアくん
(c)2011 TANOTAIGA
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セツメイカイ
バスツアー | 2011年05月29日
思っていたよりたくさんの人が集まってくれた。
雨の中足を運んでくれたみなさまありがとう。
SMTスタッフのみなさまお疲れさま。
明日はきっと雨だなぁ。
これから僕の大嫌いな梅雨の季節。
Posted taiga : 01:19 | Permalink | Comment (0)
セツメイ
バスツアー | 2011年05月27日
天気が心配な今日この頃。
明日はせんだいメディアテークにてタノンティアバスツアーの説明会が開かれます。29日の1回目バスツアーは受付を締め切りましたが、今後バスツアーに参加してみようかなと考えている方は覗きに来てみて下さい。今までにタノンティアに参加したことのある人は、特に来なくてもいいですよ。遠方で来られない人や雨の日に外出したくない人は、Ustreamの配信もあるようなのでインターネット経由で覗いてみてください。
ところで29日のツアー第1回目は、おかげさまで現地での合流組を含めて20人を超すグループになりそうです。ユルくてくだらないしおりや、ダサさ全開のタノンティアくんタオルが無料配布されます。きっと車内でしょうもない唄も練習されたりしますが、我慢して下さい。タノンティアのノークレーム・ノーリターンの精神でお願い致します。
2回目以降はまだ申し込みを受け付けておりますので、スケジュールが許す方はぜひお早めにお申し込み下さい。6月からは飛行機も既に運航している大阪、名古屋、北海道に加えて福岡からも飛んで来れるようです。
何だか台風が近づいています。心配だなぁ。
今日のメディアテークでは1Fで伊藤豊雄さんや妹島和世さんがお話ししてました。
Posted taiga : 23:29 | Permalink | Comment (0)
モリダクサン
2011年05月27日
久しぶりのタノンティアです。
現場は貞山地区。作業は前任者の続きの作業で、床下の泥かき→消毒液散布→石灰撒き→砂利敷き、という流れの比較的楽な仕事。久しぶりの作業なのでリハビリにはいい感じです。
床下まで降りて、表層の泥を掻き出し土嚢袋に詰めて外に出します。
石灰を撒きます。石灰の量は「ブッシュドノエルの粉砂糖くらい」という僕の指示。そう考えるとロマンチックな作業でしょ。
最後に砂利を敷き詰めます。
依頼主からの差し入れでアツアツのカップヌードルを頂きました。
作業は楽勝。お昼過ぎには終わりました。
今日のタノンティアメンバーは10日ほど前から僕の東京帰省と入れ違いで東京から石巻入りした某KヤマTミオギャラリー所属作家の川島秀明さん、奈良からお越しのPiKA PiKAでお馴染みのトーチカのお二人、山形からの再参加のruupa/アカオニデザインのハルンケア三浦さんの計5名。
それにしてもいろいろあり過ぎた盛りだくさんの一日でした。川島さんはいつのまにか超ベテラン。
作業を終えた後にいろいろまわりました。まずは僕の用事で先日作業したオーヤンさんに乾電池を届ける約束をしていたので、いつもの「ガンバレ石巻」看板を経由しながら海岸線を松並エリアへ向かいました。石巻市街地も含めて、このエリアまでかなりかなりの量のガレキが撤去されています。10日間の間にガラリと風景が変わっていました。自衛隊の重機パワーわ凄い。石ノ森漫画館の辺りもほぼ瓦礫が撤去され、どこも見通しがよくなっていてビックリ。
今度はお花が添えられるという演出になってました。
以前は瓦礫の山で豪雪地帯の雪の壁みたいでした。その頃と比べたら何も無い。
その分、海岸線の「瓦礫の堤防」が高く広くなっています。
巨大な「くじらの大和煮」缶詰が転がっています。何やら町民の人だかりがあるので行って見ると、テレビの撮影が来るそうな。
誰かわからないけれど、アイドルのようです。僕も町民に混じって記念撮影。Photo by ハルちゃん
誰かわからないけれど、胸にサインももらってあげました。某有名大手男子アイドル事務所のグループのメンバーのようです。
残念ながらオーヤンさんには直接会えず。でも無事に置いてきました。「倉庫起こし」の現場でもあるアパートの裏手も作業が着々と進んでいて、僕が足を突っ張っていた車などはもう撤去されていました。次に行くときにはまっさらになっているかもしれない。
つぎにトーチカの希望で渡波小学校へ。ワークショップを視野に入れたリサーチだそうです。
僕はこどもを見つけるとほっとけない性分。ちょうど学校終わりで宿題をしているけれど集中できてない子を見つけたので、これでも元教育者の血が騒ぎ(って一応今もか)、付き合って即席でくりあげ足し算を厳しく教えてあげました。
Photo by ハルちゃん
Photo by トーチカ
ハルちゃんとトーチカはJICAのスタッフの人たちからヒアリング。「山ほどの画材を送られてきたりして困ってる」とか「毎日のようにワークショップが開かれ、多い日には日に4団体とかワークショップ開いたりで、こどもたちも飽きて疲れてきているようだ。たまになら良いけど...。今はだいぶ落ち着いてきたけれど、GW中は特にひどかった」。場所や地域や避難所によっての差はあるだろうけれど、これは現場の生の声。ヤリ逃げみたいな突発的なことも問題のようです。
トーチカも長く滞在できるわけではないので、親密な関係性なりや、長期的な関わりが必要だと痛感してる様子でした。「現場に来なければわからない」と。学校も授業変更などで文科省の規定を満たすため、休日返上の授業や放課後授業もこなさなければならない。そういったことまでふまえなければ、ワークショップなどは傍迷惑になる。
そんなまじめなことを彼らがリサーチしている裏で僕はというと、こどもたちが始めたハート型の風船遊びで「これはいい物をみつけた!」とばかりにいつもの感じで「タノノリ」という名の悪ノリ。
Photo by トーチカ
Photo by ハルちゃん
僕はいつになったら大人になれるのでしょうか。
正直言って久しぶりに避難所を訪れてみて、いろいろと充実もしているようで平和を感じました。こどもたちは元気いっぱいです。
ボラセン戻ってから現場で記念撮影していないことに気づき、みんなのカメラで記念撮影大会。
これによってさらに帰宅が遅れることに。
Photo by トーチカ
Photo by ハルちゃん
大渋滞にのまれながら、3台の車がはぐれてしまったりしたものの、仙台のターンアンドハングアラウンドというカフェギャラリーで無事再会。
タノンティアくんバッジが出来上がっていたので早速販売。最初の購入者はトーチカのお二人。そこへ偶然にも村上タカシさん登場。福岡からのお客さん野田さんを連れて現れました。村上さんも半強制的にご購入。
意外にうれしそう。
1個300円で絶賛発売中です。近々タノTなどもターンアンドハングアラウンドで販売予定。是非仙台にお越しの際にはお立ち寄り&ご購入ください。現在は青野文昭さんの展示をやってます。
その後、みんなで牛タン食べて23時過ぎにやっとのことでタノンティアベースキャンプへ。トーチカと川島さんがご宿泊です。川島さんから聞いたけれど、東京から森田くんが僕の居ない間あてにして来ていたらしい。いなくてごめんなさい。是非また来て下さい。
新聞社に記事用の写真を送って先ほど実家に帰宅です。性懲りもなくブログかいてもう3時半です。明日は土曜にメディアテークで開催されるタノンティアバスツアーの説明会準備があるのでタノンティアはお休み。
今日は一日が長ければ、ブログも長くなりすぎました。
寝ます!
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アップロード
2011年05月26日
タノンティアバスツアーのしおりを今さっきSMTのスタッフ宛てにアップロードした。
ノリで「しおりがあったらいいよねぇ〜」なんて言ってしまったがために仕事が増えた。結局僕が作るしかないのだ。
やっぱり、というかやり始めるとこういったバカバカしいクダラナイモノづくりは楽しくて、凝りはじめると止まらない。僅か100名足らずの人しか手にしないのに唄と譜面も付いているし、生まれて初めて音楽ソフト使って音源も作ったし、みんなで車内で「タノンティアの唄」を合唱してもらいます。
タノンティアバスツアーのしおりはバスツアー参加者限定で全員に配られます。このほかにも特製タノンティアタオルが配布される予定です。
明日は久しぶりに早起きタノンティア。もうこんな時間だし起きれるか心配。
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タノンティアカー(5/26)
ボシュウ | 2011年05月24日
お待たせしました。タノンティア開催日のお知らせです。
現地合流の方、車出せる方も是非ご連絡ください。
5月26日(木)のタノンティアカー募集です。見ず知らずの人も歓迎、過去記事読んで雰囲気つかんで参加して下さい。
※雨天で当日中止の可能性もあります。
7:30 仙台市青葉区木町
7:45 北四番町駅(味の素ビル側デイリーヤマザキ前)
(木町→東二番町通→北四番丁駅→石巻・利府街道→利府中IC→石巻)
ガソリン代は割り勘でお願いします。
○喫煙者に耐えられる人
○汚くて臭い運転手に優しい人
○下品な話に耐えられる人
など歓迎です。乗車希望の方は
ikasete(a)taigart.com ※(a)=@
まで、希望日と氏名、希望乗車場所、携帯番号などをメールしてください。
※本人の体調と気分、また、余震の影響や天候不良よる石巻ボランティアセンターの判断で当日中止になることがあります。当日早朝に電話で中止を伝えることもあるので、携帯電話番号は忘れずに記載して下さい。また、人数に限りがありますので乗車可能な場合はこちらから返信させて頂きます。携帯メールなどはパソコンメールを受け取れる設定にしておいてください。
※作業着、長靴は手持ちでお越しください。作業後の汚れ着乗車はご注意を。
※車のある方は、現地にてタノンティア合流可能です。ご連絡ください。
※車に相乗りさせることができる方は是非ご連絡ください。
※必要な装備は「ボランティア ノ ココロエ」をご熟読下さい。
※渋滞などで仙台に戻るのは夜8時過ぎになることもあります。同乗希望の方は余裕を持ったスケジュールで臨んで下さい。
タノンティアくん
(c)2011 TANOTAIGA
合わせて5/24に車に同乗して仙台に帰りたい人はご連絡下さいね。
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シュザイ
2011年05月23日
昨日、とはいってももう一昨日になるけれど、某出版社の取材を受けた。いきさつはというと、この間メディアテークでトークを聞きに来ていた別な某出版社の人がその別な出版社の友人に僕の話をしたところ興味を持ったとのこと。いろいろやることがあって忙しかったので家の近くのファミレスまでご足労頂き、トークを聞きに来ていたその人も同席して小一時間話をした。
その話の最中、世間にいかにボランティアに行くことを躊躇している人がいるか、というのを聞いた。そういえば、タノンティアに参加した人や僕の友人知人からもそんな気持ちを何度か聞いていた。何でそんなに迷うのか僕にはナゾで仕方ない。
たとえば確かにボランティアの数が増えて車が増えれば渋滞する。僕もその渋滞のせいで十分な睡眠時間を奪われていたりする。けれど、そんなのは僕が我慢すればよいことだ。そもそもボランティアには自己犠牲はつきもの。お金も無くなれば時間も無くなる。ケガや病気のリスクもある。ただ、困っている人、これから自分よりもっともっと被災を背負って向かわなければならない人たちの状況と比較すればハナクソ程度のことだろう。
因みにその退屈な渋滞の時間の過ごし方としてツイキャスとかやっちゃってるし、それはそれでタノしい。
とにかくボランティアの数が増えれば増えるほど瓦礫やヘドロは減っていき、被災者の安らげる我が家は増えるし先に進む。そりゃ、被災者たちも交通渋滞の犠牲にはなるけれど、それを少し我慢してくれれば、ほかの誰かが助けられている。今となってはもうガソリンや物資も流通していて「物資が届かなくて死にそうに困っている」という状況ではなかろう。
自分が行っても迷惑になるんじゃないか、と考えている人も沢山いるという。迷惑にならないように動けばいいだけだ。ボランティアは半ばお節介と表裏一体。よりよく役に立つことを肌で感じてやればいい。何もしなければ何も起こらないし先には進まない。行って見なければ必要なことも必要じゃないこともわからない。
グチグチとモンスターボランティアとか挙げたり、迷惑になるかも、なんてことをいっている輩はきっと被災地へは足を運んだことの無い人だろう。すさまじい数の瓦礫やヘドロを目の前にしたらそんなこと言ってられない。
友人の写真家である父親は、被災地へ撮影に行ったつもりが現場の状況を見たら写真を撮るだけではいられずに、結局ボランティアをしてきたらしい。現場に行けば真っ当な人はそうなる。僕のタノンティアに参加した人でも、リピーターは多い。東京から参加してくれた人も、僕が東京に戻ってきている最中も、人を増やして石巻に戻ってボランティアしている。僕はこれを「ボランティアーズ・ハイ」と呼んでいるのだけれど。
ボランティアーズ・ハイは「もっと酷い現場を...」と求めてしまうチョッとした面白い難点もあるけれど、結局足を運んでくれるだけ先に進んでる。
取材の最中、「行政など(の体勢)に不満はありますか?」と聞かれた。僕は「無い」と答えた。だって行政やボラセンありきでボランティアスピリッツは存在しているわけではないから。行政がお膳立てしてくれない、とか、無料バスを何で出さないんだ、なんて言う輩は根本的に違うと思う。実にシンプルで困っている人を無償の愛で手助けすることでしかないでしょう?
ともあれタノンティアはいかに多くの人がボランティアに向かってくれるか、を考えて行動している。タノンティアに直接参加してくれなくても構わない。人の手が被災地で増えればそれで良い。気楽に面白可笑しくレポートしながら気軽に気負わず、「ボランティアに向かってみようか」と思う人が増えてくれればそれで良い。きっかけになれば、それで本望。
気負わなくていいんだヨー。躊躇しなくていいんだヨー。
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シオリ
2011年05月21日
余計なことを言ってしまっていたので、突貫でタノンティアバスツアーのしおりを作る羽目に。自分で仕事を増やしてしまった。
他にも色々と忙しく、今日一日だけで作ると決めたのでかなり雑なつくりでユルイです。言い訳しておきますが、期待しないで下さい。特製タノンティアタオルと合わせてタノンティアバスツアー参加者に配られます。
ツアー第一回目は締め切りましたが、多分まだ空きがあると思います。僕がフェミニンなせいか、女性の参加者が多いようです。力仕事もあるので、力自慢の男性諸君も是非ご参加下さい。
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ヤッパリ
2011年05月20日
やっぱり海が好き。
やっぱり
生きるということよりも生かすと言うことのほうが
大切なんじゃないか、と思った。
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ウミ
2011年05月18日
津波は憎いケド海が大好きです。
しばしの日常。
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バナー
2011年05月17日
http://www.taigart.com/images/tanonteer_banner.gif
第一回目のタノンティアバスの締切はもう間もなくです。
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リフレッシュ
2011年05月16日
朝、石巻ボランティアセンターにて昨日から作業を続けているイイツカ&オオハシコンビを発見。昨日は僕はお休みしていたため、今回はタイミングが合わずタノンティア参加は断念。昨日の現場が終わらなかったため急遽日程を1日延ばし、昨夜車中泊して今日作業完了させてから帰るとのこと。やっぱり受け持ったニーズは完了したいよね。
中ザワさんたちも僕が東京に行っている間にまた来るらしいけれど、またタイミング合わず。タノンティア参加じゃなくても、たくさんの人にボランティアしに来てもらいたいな。
今日の現場は大街道。常連の松並エリアとは旧北上川を挟んで反対側。石巻港に至近のエリアです。ここらへんはおもにヘドロ。水産加工場の多い松並には魚群がいっぱいでしたが、このあたりはあまりいないようです。
ボランティアセンターにあるニーズを確認してきましたが、口コミでやっと広がっているのか、最近は大街道のニーズが多いようです。
家の周囲は乾いた泥とヘドロまみれ。魚くん達はいないので臭いもせいぜいドブ臭程度。
ゴミもまだまだ散乱しています。
家屋内は、ご家族の長男が友人達と片付けたそうでカラッポ。このあたりも1階部分は丸々浸水です。今日は総勢15名で屋外部分の片付けです。楽勝。
ピアノや家財はある程度ありましたが、もともと、しばらく誰も住んでいなかったそうです。
家の奥さんは沖縄大嫌い。その理由は近くで鉄工所を経営している旦那さんが沖縄出身だから、だそうです。「お金の勘定できない、時間守らない。今回の津波の後もなんくるないさー(なんとかなるさ)ばかり言っている」と。でもそんなこと延々と言いながら旦那さんのことが大好きなのはわかります。よく喋る明るいお母さん。山ほど食べきれないぐらいのお弁当を差し入れてくれてました。
瓦礫の中での昼食にも馴れました。
でも今日はハエが多すぎ。
楽勝と思っていたけれど、時間いっぱいギリギリ完了です。庭っぽくなってその変化と達成感にみんなちょっと感動。今日もみなさんいい仕事しました。
泥とヘドロと量が予想をうわまっていた。読みが甘く、ボラセンから持ってきた土嚢袋の量も足りなかった。反省。大街道エリアは多めの土嚢袋が必要です。
片付いた家は、家を流された人が避難所として借りたいと言っているそうです。
道具の掃除は忘れずに。
水は復旧していましたが、まだ開栓依頼をしていないらしくお隣さんからお借りしました。お隣さんは快くお手洗いや着替えにも部屋を提供してくれました。いくつもの現場をまわってみると、ご近所づきあいの良いところとそうでないところがとてもよくわかります。
避難所で忙しく働く次男が偶然訪ねてきてお母さん感激でちょっと涙目。震災当日から一度も顔を見ていなかったそうです。息子さんも混ざって一緒にタノンティア撮影。
やっぱり1チーム15名〜20名くらいいると作業が早く能率がよいです。
タノンティアバスもそのくらいの人数で動きます。今日はボラセンで「タノさんのバスにはいいとこ(ハードな現場)まわすようにしますから」と言われました。ヒェー。
仕事とリフレッシュのためしばしの間タノンティアはお休みします。昨晩、車をさらにぶっ飛ばして東京に戻ってきました。石巻の実況できませんがごめんなさい。
でもまだまだやることあるので、ぜひ時間と気持ちの許すかたは向かってあげて下さい。
ではごきげんうるわしゅう。
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スケジュール
ボシュウ | 2011年05月14日
本日は夕方から納骨のためタノンティアお休み。
明日はまた石巻に行きますが、夜から久しぶりに東京へ戻ります。
タノンティアはしばしお休みします。
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ウッディ
2011年05月14日
昨夜降り続いた雨も上がりました。
今日のニーズはいつも行っている松並エリアとは旧北上川を挟んで反対側の市内中心部(旧市街地)です。日和山の麓にあるこの街には古い商店が建ち並んでいます。僕が持っていたニーズ票の束は一度ボラセンに戻しました。来週から仙台を離れるのでしばらくタノンティアできないし、雨で中止になったりすると手元に残ったニーズ処理が遅れてしまうからです。でも事務所に行けば、ボラセンの人が僕には待たずしてニーズ票を引き出してくれます。ありがたい、というか僕の携帯番号も許可無くいつの間にか被災者に教えて直接連絡取るようにされてます。まぁ合理的なのでいいけど。
昨日ほかのチームが作業完了しなかったウッディアレン邸を継続して作業します。今日のタノンティアはエミリーとセイコちゃんというベテランと、モーターボートH田さん、そしてバイクで乗り付けたチョー兄貴の5名。少人数にはほどよい作業量の現場です。
まずは1階部分のヘドロを撤去し畳を出します。
浸水はしていないのですが、建物を取り壊すために2階のものも全て処分して畳も撤去します。大切な物はすでに搬出済み。
先代、先々代は筆職人。日本で最北端の毛筆製造屋さんだったそうです。ウッディさんは着物の販売をしていたそうで、着物もたくさん出てきました。浸水もしていないので処分するのはとてももったいないのですが、避難所暮らしをしているため保管しておく場所もないのです。先代までの貴重な道具などは、郷土歴史博物館の人たちが来て持って行ってくれたそうです。
お昼休憩は近くの郵便局の駐車場をお借りして。もちろん営業していません。このあたりはやっと水と電気が使えるようになりました。
やっぱりモーターボート濱Dさんは質問攻めにあいます。それらの質問には僕が全て答えます。
ダメ男子は誰もお弁当を持ってきていませんでしたが、気が利く女子たちが多めに作ってきてくれたおにぎりでお腹を満たすことができました。2人ともポットに暖かいコーヒーまで持参してくれているのでコーヒージャンキーの僕には助かります。
散らかったように見えますが作業終了です。朝、市の人が来てもうこのあたりの道路に瓦礫は置いてはならん!と怒鳴っていきました。ここのエリアの路上の回収をしないので、処分する物は全て自分の敷地内に置くなどしてゴミの日に出せ、とのお達し...。まだまだ手つかずの場所もあるのにどうするのだろう。このお宅もそうだけれど老人の一人暮らしが多いのにそんなルールでやっていけるのだろうか。
1階に運んだものは分別して仕分けしてあります。「もういらない」というまだ使えそうな陶器や杯、筆置きなどはウッディさんの許可をもらっていくつか頂いてきました。
平日のボランティアは本当に少ないです。
本日完了のニーズも4月の末に依頼があった要請。いつまでたっても早くて2週間待ちが続きます。
タノンティアバス、まだまだ募集中です。
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タノンティア バス
ボシュウ | 2011年05月12日
このたび、せんだいメディアテーク様の暖かいご支援のもと、タノンティアバスが運行されることになりました。
http://www.smt.jp/thinkingtable/
座席数に限りがあります。ご予約はお早めに。バスのお申し込みはメディアテークのサイトからお願いします。
活動説明会の出席は義務ではありませんが、単なる無料ボランティアバスと思って乗車されると困っちゃいます。出席できない方は、せめてタノンティアブログを熟読して流れと雰囲気つかんで、僕に暖かい気持ちで臨んでください。
今までにタノンティアに参加してくれた皆様は、活動の勝手や僕の身勝手がわかってもらえているのでもちろん説明会に出なくてもオッケーです。リピーター大歓迎。
遠方からの方は今からメディアテークの近くに宿を取って参加するのも良いですね。
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タノンティアカー(5/13、5/15)
ボシュウ | 2011年05月12日
タノンティア開催日のお知らせです。
現地合流の方、車出せる方も是非ご連絡くださいね。人数把握してニーズ取っておきます。
5月13日(金)と15日(日)のタノンティアカー募集です。見ず知らずの人も歓迎、過去記事読んで雰囲気つかんで参加して下さい。
※雨天で当日中止の可能性もあります。
※14日は法事のためお休みします。
※16〜25日くらいまで仙台を離れるのでお休みです。
7:30 仙台市青葉区木町
7:45 北四番町駅(味の素ビル側デイリーヤマザキ前)
(木町→東二番町通→北四番丁駅→石巻・利府街道→利府中IC→石巻)
ガソリン代は割り勘でお願いします。
○喫煙者に耐えられる人
○汚くて臭い運転手に優しい人
○下品な話に耐えられる人
など歓迎です。乗車希望の方は
ikasete(a)taigart.com ※(a)=@
まで、希望日と氏名、希望乗車場所、携帯番号などをメールしてください。
※本人の体調と気分、また、余震の影響や天候不良よる石巻ボランティアセンターの判断で当日中止になることがあります。当日早朝に電話で中止を伝えることもあるので、携帯電話番号は忘れずに記載して下さい。また、人数に限りがありますので乗車可能な場合はこちらから返信させて頂きます。携帯メールなどはパソコンメールを受け取れる設定にしておいてください。
※作業着、長靴は手持ちでお越しください。作業後の汚れ着乗車はご注意を。
※車のある方は、現地にてタノンティア合流可能です。ご連絡ください。
※車に相乗りさせることができる方は是非ご連絡ください。
※必要な装備は「ボランティア ノ ココロエ」をご熟読下さい。
※渋滞や会食などで仙台に戻るのは夜8時過ぎになることもあります。同乗希望の方は余裕を持ったスケジュールで臨んで下さい。
タノンティアくん
(c)2011 TANOTAIGA
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オーヤン3
2011年05月12日
4連続タノンティアだったので今日はお休み。
昨日はオーヤン邸最終日。友人のベガルタヘッドコーチ就任飲み会にも行けず、疲れてブログも書かずに寝ちゃいました。電話で話したけれど、一昨日は彼も校庭の泥すくいやってきたとのこと。ガンバレベガルタ。
昨日のタノンティアカーはまた一人、退屈ドライブと思っていたら、おとといの夜中に知らない人からの応募が入りました。吹田市在住プロの競艇選手、H田選手です。どこでどう巡って僕のブログを知ったのかは覚えていないのだそう。名古屋でのレース終了後、その足で新幹線に乗り、車内から連絡くれたとのこと。どんだけアクティブなのでしょう。
僕の知らない世界の人、行きも帰りも道中は僕からの質問攻めです。始終「へー!」「ほー!」と驚くことばかり。
ボラセンで活動メンバーを募りに行くと、ミュージシャンらの前日の面々も発見です。同じ現場を同じ人たちで継続すると効率も良いのでまた今日もお願いします。ピアノがあるので更に男性3名にも加わってもらい、計10名での作業です。
メインイベントのピアノ降ろし。運んだ人だけわかる尋常じゃない重さ。
恒例の浅漬け。
今日はおにぎりも出てきました。配給されるおにぎりや菓子パンに飽きてしまい、避難している人たちは手をつけないんだそうです。世話好きのオーヤンさんはアパートに避難している人たちに毎朝毎晩手料理を振る舞っています。
昨日までは未経験だった人たちも、2日目ともなれば作業はスムーズ。活動終了時間より1時間半も早く作業終了です。
...と言ってもお喋り好きのオーヤンさんは僕らを放しません。被災当時の話をしてくれます。3日ほど前にも避難所になっている近くの学校の物置でマグロ(ご遺体)が出てきた、とか、僕らが作業しているすぐそこのその木の下にもマグロがいくつもあったとか、近くを歩く自衛隊に依頼しても生存者発見が優先でご遺体はどれも1週間ほど放置されてた、とか生々しいお話しが耐えません。「やむおえない」という、普段の価値観では判断しきれないものごとが、ここにはたくさんあります。綺麗に片付いた部屋から出てまわりを見渡すと、そこにはまだまだ手つかずの家々がたくさんあります。
さすが濱D選手、タノンティアポーズを知っています。
帰り際に「ここのはおいしいのよ〜」と全員にお餅をくれました。そしてまた僕に「もぅ〜おかぁさん、散財しちゃダメだって」と叱られます。「紅白餅じゃなくてゴメンネ」と言うけれど、「いゃいゃ、おかあさんの肌のようで最高だよ〜。」と僕。そんなときはいつもの決め台詞で「もぅ!ボスはお口がロッテのチョコレートだこと!」とハニカミます。
撮った写真を見せて「夫婦と間違えられちゃうね」にもハニカミます。
もちろん曲目は「ラヴ イズ オーヴァー」
昨日で2ヶ月。ボランティアセンターへの帰り道、みんなで車を停めて14:46に黙祷しました。
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プロジェクト?
2011年05月11日
最近、ちらほらWEBやツイッター上で「タノンティアプロジェクト」という表現が使われていますが、僕はここのところの自分の行動について、一切プロジェクトの意識はありません。
「タノンティア」は僕の単なる個人的な行為であります。アーティスト活動として行っているものではありません。
ボランティアをして、ブログに報告を書き、ボランティアに足を運んでくれる人が増えてもらうようになればいいなぁと思っている日常のこと。むしろ「ボランティアのためにアーティスト活動一時中止します」と言ってやっている活動です。
いわゆるアートプロジェクトのような計画をして行っているものではなく、行き当たりばったり、成り行きと僕の気分の上でしていることで、今では協力してくれる人もいたりしていろんなことが起こっていますが、それは結果でしかありません。
アーティストですから、僕のその一連の行為をアートワークだと言う人もいますし、言われればそれまでかもしれませんが、いわゆるプロジェクトの意識は全くありません。ですから「タノンティアプロジェクト」というものは存在しません。そもそもそんな、たいしたもんでもないし。
「タノンティア」とは僕がボランティアをすることですが、活動グループ名にも使われます。「タノンティアする」「タノンティアに参加する」というのは。「タノタイガとボランティアする」ということです。
プロジェクト、とかいって格好よさげに仰々しくしたら、ボランティアすることも仰々しくなる。「困っている人の力になる」というそれだけでしかない。
「力がないから」とか言っている人もいるけれど、泥の付いた皿洗いだって、動物の世話だって、お年寄りの話し相手だってボランティアとしてやれることはあります。ちょっと調べれば自分の条件に合うことはきっとあるでしょう。自分に何ができるかを探す前に言い訳が多い気がしてなりません。「忙しい」とか「渋滞の邪魔になる」と、行くために方法や手段を探すより、行けない理由を探している人が多い気がします。まだ「ボランティアに興味がない」「休みの日はのんびりしたい」「有給使うのもったいない」と言ってる人のほうが潔い。どうしても行けない人の例を挙げて「いけない人もいるよね」って、自分はそこにあてはまらないのに。点滴つけてたり、子育てがあったり、朝夕休み無く働く人などどうしても行けない人がいることなんて重々承知してます。「精神的に耐えられるか...」って、そこで毎日、そしてこれからも過ごして行かなければならない人がたくさんいます。「逆に迷惑かけちゃう人とかも」って、行って見なきゃわからないでしょう。80歳を過ぎた人たちも毎日のように家の瓦礫や庭のゴミを拾ってます。「ひどいねぇ、かわいそうだねぇ」で被災地の生活は良くなりません。同情するなら泥すくえ。
朝ボランティアをはじめる前に、名簿に名前とどこから来たかを書かされます。30名分ほど書くことができる欄に宮城とか仙台と書いている人は2、3名。東北を、宮城を、自分たちで考えて復興していかなければならないのに、今のこの被災地の現状やそこに暮らす人たちの感情や生活を見ずして何を一緒に議論できるというのでしょうか。誰の論理で被災地のこれからを決めるのでしょうか。自分なりの感覚やビジョンを持たなければ、選挙で人を選ぶことだってきっこない。
宮城、仙台のみなさん、被災者気分は落ち着いたころでしょうか。
そろそろ一度くらい、いかがでしょうかね?
まだまだたっぷり瓦礫にヘドロ、ありますよ。
Posted taiga : 20:18 | Permalink | Comment (0)
オーヤン2
2011年05月11日
久しぶりにタノンティアは一人きり。こんな時にはボランティアセンターで待機している人を募ってチームを組みます。とはいってもGW明けのボランティア不足で人員確保も大変です。
しばらくかかって、定年退職したおじさん、金融レディーとそのお友達、主婦、設計士、仙台Jazzフェスにもステージ出演しているミュージシャンとそのお友達の元配管工、といった人たちをつかまえ、バラエティーに富んだ人たちとチームになりました。東京、千葉、神奈川、埼玉、群馬とみなさん関東勢。
さて今日は昨日のオーヤン邸の続き。置きっぱなしにしてあった大型冷蔵庫や洗濯機、畳などを運び出し、泥をかいて行きます。
どんどん発掘作業を進めていくと...奥からまた冷蔵庫が!これでトータル3台目です。
「えー!」と声を上げてしまい、すぐさまオーヤンさんの方を見ると、肩をすくめて舌をペロリと出してます。「もぅ、おかぁさぁ〜ん!」と言うと間髪入れずに「もう私、これから物は買わないようにするから」。可愛い。しばしお説教タイムです。
冷蔵庫かと思ったら、専用冷凍庫。もちろん全てがラッピング。整頓上手すぎる。
お昼休みにはお手製のお漬け物を持ってきてくれました。僕らのためにと昨晩から漬けておいてくれたそうです。塩加減もいいあんばいでめちゃくちゃ美味しい。ただこの人数に丼ぶり山盛り2杯はやっぱり量が多すぎ。
2DKの間取りの最後の一部屋を残して本日の作業終了です。
残り一部屋。書棚が行く手を阻みます。
「雨が降りそうだし、明日は作業できないかも。」と言ったら、オーヤンさんはしばらく居なくなり、その後、小走りにうれしそうな顔をして「明日は晴れの予報ですって!」
3日連続タノンティアなので明日はお休みの予定にしているし、「誰かほかのチームが来ることになるかもしれない」と言ったら、鼻息荒く「待ちます。ボスが来るまで待ちます。」だって。
ボランティアセンターに戻ると、土浦からの炊き出し発見。聞くところによると割烹やを営むご主人が以前救援物資を石巻VCに届けに来たときに、ボランティアの人たちの働きに感動して今度は炊き出しに来よう、と再訪したとのこと。
暖かい寄せ鍋(つみれ汁)と豚汁が振る舞われました。つみれのビジュアルイメージには今はちょっと引き気味ですが、味は絶品。さすが割烹。
明日も豚汁振る舞われるそうです。お腹いっぱいになったので、予定していた最後のココイチボランティアカレーは中止です。
お休み予定を変更します。
オーヤンさん、明日も行きますよ。
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タノンティアカー(5/11)
ボシュウ | 2011年05月10日
急ではございますが5月11日(水)のタノンティアカー同乗者募集です。見ず知らずの人も歓迎です。過去記事読んで参加して下さい。
※12〜14日は休息、雨天予報、私用などのためお休みの予定です。
7:30 仙台市青葉区木町
7:45 北四番町駅(味の素ビル前)
(木町→東二番町通→北四番丁駅→石巻・利府街道→利府中IC→石巻)
交通費は割り勘でお願いします。
○喫煙者に耐えられる人
○汚くて臭い運転手に優しい人
○下品な話に耐えられる人
など歓迎です。乗車希望の方は
ikasete(a)taigart.com ※(a)=@
まで、希望日と氏名、希望乗車場所、携帯番号などをメールしてください。
※本人の体調と気分、また、余震の影響や天候不良よる石巻ボランティアセンターの判断で当日中止になることがあります。当日早朝に電話で中止を伝えることもあるので、携帯電話番号は忘れずに記載して下さい。また、人数に限りがありますので乗車可能な場合はこちらから返信させて頂きます。携帯メールなどはパソコンメールを受け取れる設定にしておいてください。
※車のある方は、現地にてタノンティア合流可能です。ご連絡ください。
※車に相乗りさせることができる方は是非ご連絡ください。
※必要な装備は「ボランティア ノ ココロエ」をご覧下さい。
※渋滞や会食などで仙台に戻るのは夜8時〜10時になることもあります。同乗希望の方は余裕を持ったスケジュールで臨んで下さい。
Posted taiga : 20:20 | Permalink | Comment (0)
オーヤンフィーフィー
2011年05月09日
今日のご依頼主はオーヤンさん。場所は以前「倉庫起こし」をしたアパートです。前回アパートに出向いた際に、唯一そのまま残っていたこの部屋の様子を覗き見ていたので、状況の酷さは知っていましたが...。
我がタノンティアチームは昨日に引き続きの4名に加え、リピーターの京都樋口さん、B地区宮浦さんの合計7名です。ボランティアセンターに集まるボランティアの数も少ないように、タノンティアに参加する人たちも徐々に減ってくるでしょう。
もちろんお宅は手つかず現場。
例外に漏れず魚群さんもおります。悪臭対策のため、鼻で呼吸せずに口呼吸をしすぎるせいで、屁がとまりません。
現在は上の階を借りて避難しているそうですが、手つかずの部屋のことが気が気ではなく安定剤を飲んで過ごす日々。数週間待ってやっと作業に現れることができたタノンティアでしがた、とても感謝してくれました。
今回の大物は、魚群ではなく...2ヶ月間放置された大型冷蔵&冷凍庫!パンドラの箱です。
ビッッッッッッッッシリと食材が詰まっています。一人暮らしのご老人の食材量ではありません。まさに芸術的。お歳を召された独身のオーヤンさん。お年寄りの習性にありがちな、捨てられずに何でもため込んでしまっている量は半端じゃありません。料理も大好き、人に振る舞うのも大好きなオーヤンさんの冷蔵庫内は全ての保存食材がタバコ箱2箱分サイズにラップされています。クリストもびっくりの仕事です。そして多くの物が賞味期限を過ぎていて10年以上経つものもざら。きっちりと整理するのが好きなことが災いして、上手に詰め込み過ぎています。ですから家の中にある食器や衣類、家財道具の数もものすごい量なのです。
衣類ボックスは、これまた例外に漏れず水がたっぷり溜まっています。こんな時には横に寝かせてまずは水切りをします。
プロの域に達しているスコップマスター信長くんや、魚群マスター樋口さんの働きはすごかったのですが、7人がかりの作業でもまだ半分も終わりませんでした。まだ本日手つかずの部屋もあります。
オーヤンさんは、実はピアノの先生。室内から昔の新聞の切り抜きが出てきたので尋ねてみると、なんとセミプロのプロボーラーでもあったそうです。「お嬢様だったんですね」と言うと、はにかむとても可愛いオーヤンさん。ペットの写真や位牌も出てくるくらい動物好きで世話好きな人です。こんな状況の中どこで買ってきたのかわかりませんが、お昼休みには小鳥の餌を外に撒いていました。
部屋の中には伝書鳩の小屋と思われる改装が。
作業終わりには沢山のお話しもしました。地震と津波の発生時のことから、上の階で生き残った住民4家族で力を合わせて生活している現在のことまで。ベランダの非常扉は全て割ってお互いの部屋を行き来しながら生活している。
世話好きのオーヤンさんは自主的に食事係をしているらしく、毎朝毎晩、皆に手料理を作っているとのこと。僕らの作業を手伝う合間にも夕飯用の出汁を取りに部屋へ何度も上がって行っていました。僕らにも飲み物やパン、アメっこの差し入れ。
今はみんなで力を合わせて生きているけれど、ここにはもう住みたくない。津波の時には避難した上の階から流されている人たちを沢山見たし、波がひいたあとにも目の前の敷地や隣の工場には沢山の遺体があった。夜は怖くてしょうがない。
夜には見知らぬ車がやってきて、勝手に1Fの部屋を物色し、はじめは部屋にあった革のコートやアクセサリーも全て盗まれてしまった、外に集められていた車のタイヤも誰かが持ち去った。
空き部屋が多かったこのアパートは今は満室になった。このあたりに住む家を流されてしまった人たちも避難所暮らしが辛いから、電気もガスも水道も復旧の見込みは全くないけれどプライベートな空間を求めて移り住んできたとのこと。
たくさんたくさん話をしてくれました。そして少しばかり気が紛れた様子。
やりかけの部屋は一応、防犯のために塞いで今日の作業終了です。明日は継続作業です。
ガレキの分別は大切です。土嚢袋を美しく並べていく作業はハマってしまいます。
ココイチボランティアカレーは明日10日が千秋楽。今日は手仕込みとんカツです。
まだ作業は完了していないけれどオーヤンさんを囲んでタノンティア撮影。オーヤンさんは御年70歳、見えませんけど。なのに後ろのベランダをヒョイと登って部屋を出入りします。強靱な足腰。
外はザーザー雨が降ってきてしまった。明日は中止になっちゃうかなぁ。
そして2連チャンの明貫さん、ムッキー、ダイちゃん、ノブナガ君らも帰ってしまうので、久しぶりに1人タノンティアの予定です。みんなありがとうね。
Posted taiga : 23:59 | Permalink | Comment (0)
ボランティア ノ テクニック4(ヤサシイヤーツ)
ボランティア ノ テクニック | ムービー | 2011年05月09日
現場でしばしば出会う通称「やさしいやーつ」。ビニールに包まれた魚やイカ、ミンチなどの「優しく扱わないとヤバイやつ」の略称です。透明でもっと薄いビニールの「やさしすぎるやーつ」もいます。
袋はとても破けやすいです。決して持ち上げず、袋を破かず、を心がけてください。
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ボランティア ノ テクニック 3(ガレキアツカイ)
ボランティア ノ テクニック | 2011年05月08日
瓦礫撤去の現場で注意することをいくつか。
○置き場所
まずは依頼主に瓦礫の置き場所を確認しましょう。町内で決めている場合や、行政から指示されていることがあります。
特にない場合は極力、依頼主のお宅の前の公道に置くようにします。しかしながらトラックや重機が通る道が充分に確保できない場合は、広めの公道まで運びましょう。くれぐれも重機の通行の妨げにならないように注意しましょう。
○置き方
・泥かきされた側溝は塞がないように注意します。雨などの排水を確保できるように努めましょう。瓦礫を高く積み上げると崩れる恐れがあるので、廃畳などで床を作っておくのも手です。
・畳ゾーン、瓦礫ゾーン、土嚢袋ゾーン、パレットゾーンなどと分別しておくと良いでしょう。パレットなどはフォークリフトなどのアクセスを考えて配置や向きを考えて置くとベストです。
・くれぐれも「公道」を意識してください。この状況下では、被災者の方々は自分のテリトリーを守るために必死で神経質になっています。隣人や人様のエリアと思われる場所には絶対に瓦礫を置かないように注意してください。トラブルの元になります。隣人がいる場合にはそこにも確認をとっておきましょう。
また、私有地に置いてあるものについては、基本的に行政は撤去してくれません。「公道に出されている」というのが撤去・回収の重要項目です。
・資源ゴミ(テレビや冷蔵庫、洗濯機)などはまとめて見えやすいところに置きましょう。
・常にユンボーやフォークリフト、大型トラックなどがアクセスしやすく回収、撤去作業がしやすいか?をイメージしてください。
土嚢袋に詰めたゴミはまとめて置きましょう。口もしっかり結んでくださいね。
畳で排水設備を確保します。決して排水には瓦礫を落としてしまわぬようご注意を。
資源ゴミはわかりやすい場所。置き方にも美意識を持ちましょう。
Posted taiga : 23:54 | Permalink | Comment (0)
アイクルシイ
2011年05月08日
今日は快晴!暑くなるぞー
明貫&ムッキー&ダイちゃん、北海道から来た大学院生の横山さん、オオコジマさん、大阪のトロンボーン饗庭くんもタノンティア初体験。
現場は64歳船乗りのおっちゃん、一人暮らし。もちろん家は手つかずのまま。
2月に同居していたご高齢の母親を亡くしたばかり。
午前中、急に暗雲が広がり雷雨。ザーザーぶりで中止になるか、と思ったけれどどうにか天気は回復しました。せっかく仕事を休んで立会に来てもらったのに中止は残酷です。
おっちゃんは今、某携帯電話の中継器の監視のアルバイトをしているようです。某電話局の中継器は発電機で動いているらしく、ガソリンが切れそうになったら補充し、発電機などを盗まれたりしないように朝8時から夕方6時まで車の中で見張っている仕事だそうです。これは震災後にあてがわれたお仕事。そうやって被災地ではいくつか雇用を確保しているようです。
いつもお便所をお借りしている松並地区のヤンマーさんの駐車場には臨時診察所もできてました。これでいざというときには安心ですが、怪我には気をつけましょう。
初心者にはコタエますよね。
MOMA所蔵予定(希望)のタノンティアチェアーです。運ぶ&座る&寝るの3WAYチェアーです。
お昼休みは壊れたパソコンでベートーベンの月光を奏でます。テクノバージョンで。
インターナショナル京極さんは魚群の扱いもお手のもの。ベテランの仲間入りです。
※写真は加工処理してあります。
今日のタノンティアは19名。やっぱりこれぐらいいると作業が早いです。リピーターも多かったのが功を奏します。
お茶目なお喋り好きのおっちゃんは誰からも愛されているキャラだとわかります。現在は高台にある日和山のカラオケ仲間の86歳の後老人宅へお世話になっているそうです。家の中からはカラオケ用に買ったという65インチのプラズマテレビやカラオケセットやマイクが出てきました。本当に愛くるしいおっちゃん。
タ「お父さん、まだまだ若いからこれから頑張らなきゃね」
お「もう65ダー、なーに言ってンダー」
タ「え?35、6かと思った」
お「ガハハハハハ」
津波はしかたない、とジョークも言いながら始終笑顔。海の男は海の怖さを知っているし、潔い。金庫も無事で通帳と印鑑も出てきました。やたら僕らに差し入れをしたがっていました。
若い女子にはめっぽう弱い。洋物ノーカットのマル秘ビデオはこっそり捨てておきましたよ。
気仙沼が地元の真面目で木訥なおっちゃん。
「写真送って欲しい。家建て直したら飾っておくらから」と。
今日の道はものすごくすいていて、ボランティアの数もものすごく少なかった。GW明けの明日からがとても心配です。
明日からもタノンティアは出動予定。空席だらけですけれど。
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ワガンネェッチャ
2011年05月07日
最近はボランティアセンターのニーズ票を何枚も渡されているので、直接被災者に僕が電話して作業の日程を調整しています。この調整の作業をマッチングというのですが、これがなかなか大変です。時に勘を必要とします。
被災家屋に住んではおらず避難所や県外に避難している方々もいるし、仕事をしている人もいるので特に平日などは都合が合わないのです。電話の連絡がつかないひともいます。
そしてさらにマッチングの作業を困難にしているのが「訛り」。多くの依頼者はお年寄りです。瓦礫の撤去や泥かきなどの肉体労働はできないので、ボランティアセンターに入る要請の多くはお年寄りです。仙台育ちの僕ですら呪文のように聞こえる訛りは、県外からボランティアスタッフとして来ている人たちが理解するのは大変に違いありません。そしてお年寄りは耳が遠かったりします。
なので僕もほぼ勘で理解しています。
県外から参加の方でボランティア作業中、被災者のお年寄りが話しかけてきたときに理解できなかったら、とりあえず深く頷きながら「んだ、んだ」と相づちをうっておきましょう。
今日石巻に行った友人が、ボランティアの数がとても少なかったと言っていました。まだGW中だというのに。
明日のタノンティアはまた大所帯の予感。きっと帰りはココイチです。天気も良さそうです。みなさん、飲み物持参を忘れずに。
※ココイチボランティアカレーは5/10まで
Posted taiga : 21:27 | Permalink | Comment (0)
ウーム
2011年05月07日
今日は午後から宮城県庁へ。災害派遣従事車両の申請に行きました。どうやら3月からやっていたようなので、もっと早く申請しておけばよかったと後悔が募ります。ウーム。これからしばしのあいだは高速代は無料になります。
この扉の向こうには...行って見てみるだけでも価値あります。変な感じ。
15時からはメディアテークにてトークイベントに参加。とりとめもない話だったり、もっと話すべきことがあったり。ウーム。
仙台に居合わせたアート関係者も集まっていわゆる飲み会。
この中で仙台出身者はゼロなのよね。
明日はタノンティアお休みの予定です。
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タノンティアカー(5/8、5/9、5/10)
ボシュウ | 2011年05月07日
5月8日(日)と5月9日(月)、5月10日(火)のタノンティアカー同乗者募集です。見ず知らずの人も歓迎です。過去記事読んでタノンティアの空気感読んで参加して下さい。
7:30 仙台市青葉区木町
7:45 北四番町駅(味の素ビル前)
(木町→東二番町通→北四番丁駅→石巻・利府街道→利府中IC→石巻)
交通費は割り勘でお願いします。
○喫煙車両に耐えられる人
○汚くて臭い運転手に優しい人
○下品な話に耐えられる人
など歓迎です。乗車希望の方は
ikasete(a)taigart.com ※(a)=@
まで、希望日と氏名、希望乗車場所、携帯番号などをメールしてください。
※本人の体調と気分、また、余震の影響や天候不良よる石巻ボランティアセンターの判断で当日中止になることがあります。当日早朝に電話で中止を伝えることもあるので、携帯電話番号は忘れずに記載して下さい。また、人数に限りがありますので乗車可能な場合はこちらから返信させて頂きます。携帯メールなどはパソコンメールを受け取れる設定にしておいてください。
※車のある方は、現地にてタノンティア合流可能です。ご連絡ください。
※車に相乗りさせることができる方は是非ご連絡ください。
※必要な装備は「ボランティア ノ ココロエ」をご覧下さい。
※渋滞や会食などで仙台に戻るのは夜8時〜10時になることもあります。同乗希望の方は余裕を持ったスケジュールで臨んで下さい。
Posted taiga : 00:43 | Permalink | Comment (0)
コトワル!
2011年05月06日
ブログを書こうと思っていつものようにベッドに入ってノートパソコン開いたら、いつの間にか没。きっと美味しいスーパードライのせいだ。翌日タノンティアがある日にはお酒を飲まないようにしているせいか、久しぶりに飲んだ昨夜は缶ビール半分で落ちた。
今朝の目覚めは電話の音。朝六時のモーニングコール。電話に出てみると先日作業した被災者からの電話で、避難所の送迎バスに関する問い合わせ。もちろん僕はそこまで把握していないので、ボランティアセンターに電話することを勧めましたが既に電話済みで、繋がらないから僕にかけてきたという...。それにしても被災者の朝は早すぎる。
マッチングと呼ばれる被災者と作業日程などを連絡取り合うために使用するのは僕の個人の携帯電話。被災者は僕の電話番号を知っているし、彼らにとっては僕がボランティアセンターになってしまう。このあいだも繋がらなかった着信履歴の僕の番号に夜中の1時頃に電話が掛かってきました。
リーダーさんはプライベートを侵されることもしばしばです。
さて、昨日の作業報告です。
天気は快晴、でも冷たい強風が吹く一日でした。現場はその一帯の地主さんのご自宅。大きな平屋が建つ300坪ほどの広い敷地の中には車やコンクリート付きの家屋の柱、辺が2mくらいある大きな魚槽などなど人の手ではどうにもならないものが沢山放置されています。お魚君たちも瓦礫やヘドロの下に潜んでいます。今日のタノンティアは8名。一日では到底終わらないのでやれる作業をやれるところまで、の作業です。
それにしても冷たい強風が除けば、何ともポカポカと穏やかな日でした。あまりに膨大な瓦礫を目の前にして作業完了という任務がないだけに淡々と作業を続けるのみです。屋内の作業もあったのですが、家主さん曰く、津波が家財を全部流していってしまった上に、この2ヶ月経つ間に残っていたものはほとんど出してしまったということです。とは言っても流石の2ヶ月、今日も家の中に残されたままの魚くんたちの体では、ウジ虫くんたちがかくれんぼの真っ最中です。
被災地ではミラクルな風景をよく目にします。お庭にて。
今日の現場の大物は...
マグロ!(渡哲也風に)
かなりの大物です。尻尾と角を落とされているカジキマグロです。撤去を依頼されましたがさすがに断念。内部が腐っているのでしょう、皮膚に開いた小さな穴からは日差しに暖められてプクプクと黄土色の泡を出し続けています。まだまだ水分タップリ生もののボディーは2〜300キロくらいはあるでしょう、重機による撤去を期待します。
僕らは半ば素人のボランティア。できないことはできないとハッキリ言うことも大事です。崩れそうな屋根の上に乗ったタンスの撤去もお断りしました。どうせ、といってはならないのですが、家屋解体は決定しているし被害の酷いこの周辺の区画整理の話も出ています。家主さんも山形に避難していてもちろん今後ここに住むつもりはありません。やってあげたい気持ちは山々でも何でも引き受けすぎて、怪我や事故を起こしてしまっては大変です。皆の安全を確保するのも僕の役目です。
お昼休みは1時間。ご飯を食べて、30分ほど体を休めるのも大切な仕事のうちです。
ポカポカした縁側でみんなうたた寝。
午後の作業に向けてしっかりと体を休めます。
肌寒いからと言って、ここまでするのは強者です。さすがベテランの牛乳くん。
僕は枕が無いと眠れません。築地場外市場のまぐろ解体ショーの夢を見ています。
充電完了。ディズアスターランドの○ッキーマウスことバナナあずき王子です。
ところで被災地では、そこらじゅうに転がったこじ開けられた金庫を多数見ることができます。
「災害救援車両」ともっともらしくシールを貼った県外ナンバーの平トラックに、(勝手に盗んだであろう)車のタイヤを満載してブルーシートで目隠ししてココイチカレー食べて走り去る人たちも見ます。昨日の現場ではユニックで乗り付け勝手に敷地内に入ってきて、流れ着いた車を物色し、車検証を車内から引っ張り出しながら「コノクルマ、テッキョシマショウカ?モッテイッテイイデスカ?」と言ってきた浅黒いアジア系の外国人達も来ました。
瓦礫撤去の目線で考えればとてもとても助かることなのですが、盗難や密輸と考えれば犯罪には違いありません。そういった治外法権がここでは日常生活です。人が生き抜いていく生々しさを日々、目の当たりにしています。
夕方になり今日の任務完了。
乾いたヘドロの下からキケンな物体が出てきても今日の作業は終了です。肉なのか、魚なのか、もともと冷凍食品であったものが真空パックに包まれているせいで内部が腐りガスを放出、日差しで暖められて内圧も高まりパンパンです。危険危険。これを破ってしまうと大惨事です。
水戸からは中崎くんも参加。昨日は5月5日のこどもの日。タノンティアの中川くんのお誕生日でもありました。おめでとう。提案したマグロケーキは断られました。
今日は15時からせんだいメディアテークでトークイベントに出席予定です。なので今日のタノンティアはお休み。夜は飲んじゃうかもしれないので明日もお休みの予定です。
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CM
ムービー | 2011年05月04日
友人が作って送ってくれました。
Produced by Ryoko Takahashi
Posted taiga : 23:19 | Permalink | Comment (0)
ヒルトン2
2011年05月04日
石巻へ向かう朝の道はガラガラ。ボラセンではいつもと変わらずボランティアの受付をしています。
今日は1週間ぶりにヒルトン姉妹と再会。子育てと引越片付けのために、長女は不在でしたが先日に引き続き次女、そしてと三女お母さんと長女の旦那さんもいらっしゃいました。
前回伺ったときにかなり進んでいたと思っていましたが、まだまだやるべき仕事は沢山あります。それに今日はここのところではちょっと少なめ人数のタノンティア。一日フルに作業がかかりました。
キッチンエリアはまだまだ。冷蔵庫の中身もそのままです。
土嚢袋もどんどん積み上がります。
あっという間にお昼です。
足りない作業道具は現場調達です。流れ着いた防砂林の松の枝はホウキになります。
処分してしまうタオルケットは(心苦しいですが)床のヘドロを拭き取るために使えます。
そのほかハサミや包丁が出てきたらすぐに捨ててしまわずに取っておきましょう。コンセントなどのケーブル類を切らなくてはならないときが出てくるはずです。
被災者の方には散財して欲しくは無いのですが、作業終わりにはわざわざ飲み物を買ってきて差し入れて下さいました。今日で作業は終了です。これでお別れですが、早く穏やかな日々が戻って欲しいと心から願う、美人揃いのヒルトンファミリーはとても素敵なご家族でした。何日にも渡って作業が続くとことさら情がうつります。
作業を終えて専修大学のボランティアセンターに戻ると、今日は何と炊き出しが...
那須塩原からの炊き出しです。
メニューはうどんとおそば、そして無茶苦茶美味しいピザです。
ボランティアのための炊き出しなので遠慮無く頂きました。本当においしかった。
そして今日はカレーの呪縛から逃れられました。
そのほか駄菓子にラーメン、飲み物に缶詰等々沢山の救援物資も配られていました。先日タノンティアツイキャスで話題に上がった、キャベツ太郎や玉葱さん太郎なども手に入れました。
もちろん今日も作業終わりには記念撮影。ヒルトンファミリーと一緒です。
明日も松並エリアにてタノンティア。
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バッタバタ
2011年05月03日
本日のタノンティア、ブログや人づてで集まった初対面の人たちや、神奈川からは一昨日の晩から石巻入りしてキャンプしている貴族シゲちゃん率いる湘南美術学院チーム、中高の同級生じゅんやくん、東北大中川君率いるの美術部と山岳部、山形から記録ついでに駆けつけてくれたアカオニはるちゃんとご無沙汰三池くんなどなど加え総勢22名です。
今日はバッタバタでしたなぁ。
一件目に予定していたお宅へ行って見ると家主はまだ来ていない。ニーズ票を確認すると作業案件違い!どうやら明日の予定にしていたお宅に行ってしまってました。まぁ今日の作業予定の場所はそこから100mほどのお宅だったので事なきを得ましたが。物件はやっぱりほぼ手つかずの理容室。まっさら綺麗に片付けるのではなく、家主の希望もあって大きな瓦礫の撤去でした。親戚の人たちも手伝いに来ていましたが、依頼主の女性は今回の津波でご両親を亡くしています。泥にまみれたものの中から両親の記憶をもうちょっとゆっくり時間をかけて探したいようでした。
お昼の食後には、京都から来た参加者持参の和三盆。被災地に和三盆。疲れた体に糖分は助かります。大好評だったエミリー持参の自家製ピクルスのお酢も体に染みます。
今日はもう一件抱えていたので、午後から二手に分かれて作業です。家主は現在仙台市内に避難しているため、ほぼ当日に行われるマッチング(今日お宅に伺います、という連絡)がうまくいかずに延び延びになっていました。今日行ってみると、いくらかお宅の中は片付いていましたが、畳み運びや庭に落ちているプレハブ倉庫の移動、泥掻きなどなどまだまだやるべき仕事は残っています。中でも「倉庫起こし」ならぬ「倉庫転がし」は本日のメインイベントでした。はるちゃん記録の写真や映像がまだ手元に無いのでまた今度画像や動画アップします。
作業終了も近づいた頃、土嚢袋が無くなってしまいました。急遽ボランティアセンターに取りに行きましたが、かなりの渋滞でタイムロス。戻って作業再開しようとした矢先、和三盆さんが「19:30仙台発のバスで京都に戻らなくてはならないんです」と。もう16時をまわる頃。これから残りの作業をして、着替えて渋滞の中をボランティアセンターに戻り、道具を洗って片付けて、報告書を書き終わるのはきっと17時をとっくに過ぎた頃。仙台に戻る道路も渋滞で2時間半から3時間はかかる。間に合うわけがない。
急いで彼女だけを車に乗せて、石巻〜仙台シャトルバスの臨時バス停に行ってみるとバス停がない。どうやらつい先日から石巻駅前発に変更になっていました。
家に帰ってパソコンにメールが届いていて30分遅れでバスは仙台に着いたけれど、無事に京都行きのバスに乗れたそうです。よかったよかった。
被災地では全てがタイムテーブル通りに動きません。数時間の余裕を持ってスケジュールを立てましょう。そして我がタノンティアは成り行き風まかせ。タノンティア当日に遠方に帰る予定の方は深夜バスや自家用車以外は当日帰るつもりではいないでくださいね。
そんなタノンティアは、ボランティアセンターを出て帰り際に今日も違う被災地エリアを訪ねました。いろいろな被災状況を見て欲しいからです。半ばツアーコンダクターのような働きをしています。
移動中は線で、作業中は点で、そして仕事終わりには面で被災の状況を見てもらう、というタノンティアサービスがしばしば行われます。瓦礫を撤去して被災者に喜んでもらいたい、それと同時に僕は、瓦礫を撤去する人たちにも喜んでもらいたいのです。
そんな成り行きまかせで今日も決を採ると、満場一致でココイチカレー。総勢21名で無銭夕食です。最近肌荒れ酷いのはきっとこの辛みのせいでしょう。誰かプロアクティブ送って下さい。
テーブル席もカウンター席も全てタノンティア。
後ろの席もタノンティア。
今日は魚くんたちがいなかったのでイカに挑戦です。火が通っていればオーケーです。
恒例の(?)タノンティアポーズで記念撮影。
何で目を隠すかって?
なぜなら僕らは見返りを求めない、ただの無名のボランティアだから。
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ソウコオコシ
ムービー | 2011年05月02日
先ほど届いた4月30日の「倉庫起こし」動画です。
Produced by Ryoko Takahashi
Posted taiga : 22:08 | Permalink | Comment (0)
ホリデーズ
2011年05月02日
今日の仙台は晴れ上がりましたが暴風です。ボランティアに向かう方は是非ゴーグルも忘れずに。今日のタノンティアは晴天に後ろ髪をひかれながらも予定通りお休みします。明日からの3連チャンのために体を労りながら、最近副業になりつつあるアーティスト業務に勤めます。
昨日は早朝から雨天中止の連絡取り。石巻VCでキャンプ中の谷山恭子さんから雨天の連絡を受けることができたので無駄足を踏まないで済みました。ボラセンが中止の発表をするのは8時頃。いつも僕が仙台を出るのは7時半なので、現地滞在者から天候を連絡してもらえるととても助かります。
昨日は久しぶりに2度寝をしました。この上ない幸せです。
東京に帰る友人達とせっかくだから牛タンを食べに行こうということになり、泉区の利久で待ち合わせ。仙台の牛タンはやっぱり美味しいねぇ。県外の方はボランティア帰りに仙台によって食べて帰るのも悪くないですよ。
麦飯には追加でとろろも忘れずに。
その後は悪臭放つ車を洗車し、スタッドレスからラジアルにタイヤ交換。ゴミ袋に包まれたままだった作業着ヤッケパンツ(×2)や長靴(×2)、作業手袋(×4)などをホースで一斉洗浄です。乾いていた汚泥が水を含んで戻り、一瞬にして家の周りが被災地の香りに包まれました。
家の洗濯機で作業着を洗う方はご注意を。オシャレな雨合羽を作業着に使っている人もおりますがあまりおすすめしません。作業着類は基本的に使い捨てするつもりでいてください。
夜にはベースキャンプに中ザワヒデキさんと、もとみやかをるさんが東京から到着です。明後日まで滞在してボランティアに精を出します。今日のタノンティアは休業なので2人で現地参加に向かっていますが、明日はタノンティアに参加してくれるそうです。東京からも続々とアーティストが制作中断して瓦礫撤去に来てくれています。
GW中のタノンティアカー乗車希望車が多くって、お乗り頂けない方々にご迷惑をおかけしています。車を出せるよ、という方は是非ご連絡ください。
ちなみに我がタノンティアは、ボラセンの受け入れ中止発表があってもどこ吹く風。確実にボランティアできますので現地合流も歓迎です。特にボインティアちゃんは熱烈歓迎。
おととい、東京から来たタノンティアのリョウコさんらが新聞取材を受けていたのですが早速Y!のトップニュースに出ていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110501-00000540-san-soci
下がその日の作業でかなり盛り上がった倉庫起こしの写真。Photo by サヨコ
ア〜!一番辛い場所にいた向こう側のイケメンの僕が写って無いではないか!裏側に放置された車に足を突っ張って、プルプルしながら「一」の字になって押してるんだけど。御輿の乗り手みたいに乗っかって扇子振っておけば良かったかなぁ。
タノンティアに参加した皆さん、いろいろ写真あったら後で送って下さいね。
Posted taiga : 07:41 | Permalink | Comment (0)