tanonteer.taigart.com : アンピジョウホウ


アンピジョウホウ

2011年03月13日


名取市閖上のいっちゃんから電話が来た。いっちゃんは僕の気がつく限り、友人の中で最も最悪の被害を受けたであろう場所に住んでいる。生きててくれてありがとう。
ご家族も、お父さんが行方不明だったけれど市立病院に収容されていたらしく、つい今さっき所在がつかめたそう。家が建つ名取市の閖上(ゆりあげ)地区には近づけないらしいが、たぶん全て流れてしまったと。でもまずは命があることが何よりだった。
家族3人暮らし、家にいたご高齢の父母の安否が心配で「私、ひとりぼっちになっちゃうかと思った」と言っていた。

友人づてで、少しづつ友人たちの安全が確認できてきている。
藪内志保さん、牛乳くん、斎藤J太ご家族、とがじゅん母、ゆうちゃんご家族、かとじ、ビック

宮城・仙台でも被害が甚大なのは主に海側の南学区と呼ばれる地域。僕の実家は青葉区や泉区といった山側の北学区にあり、地震の被害はあったものの津波による行方不明やテレビに映る家屋が流されるような被害はない。ただ、高校を卒業した後に知り合った友人たちの中には海側の地域に暮らす人たちや実家がある人たちもいる。

輸送手段が絶たれて物資を送れない。高速道路も使えない。
福島を避けて東京から新潟山形経由で車で向かっている人もいるようだが
現地の物不足や足手まといになる可能性もある。
ただ向こうに到着することができても、給油ができなければ戻ってくることは難しい。
東京であっても今後どうなるかわからないし、放射能漏れのこともある。
すでに仙台から山形方面に避難している人もいるようだ。

歯がゆいけれどこうやって24時間テレビに食らいついていてもどうしようもない。
こっちはこっちで日常生活を送らねばならないのは重々承知だ。
とても悩ましい状況が続く。

Posted taiga : 2011年03月13日 11:49

Comments






Remember personal tanonteer?


©2015 TANOTAIGA. All Rights Reserved.